神明神社

神栖市波崎町高野(平成18年3月4日)

 この神社は二人で「狛犬を探して利根川を遡る旅をライフワークの一つにしよう」と相談して、まずは河口の銚子市から…と、神栖の水郷道路終点から124号線で茨城県側から銚子市に向かう途中、狛犬がチラリと見えたので急遽立ち寄った、今回の旅では唯一の茨城県内の神社です。利根川で一番河口近くに架かる銚子大橋にあと2.4kmという地点に鎮座しています。
 由緒によると、この神社の創建は元禄元年(1688)で、御祭神は天照皇大神です。境内左の社殿・稲荷神社の創建は不詳だそうですが、明治23年に合祀され、祖先の産土神ということで崇敬されてきたようです。御祭神は倉稲魂命です。
 この神社は狛犬もさることながら、藁葺き屋根の重厚な社殿が素敵でしたが、少々傷みが激しくなってきているようで、この次の屋根の葺き替え時には、もう藁葺き屋根は維持できないのかしら? と心配になりました。

神社入口 境内の様子
神明神社社殿前にいる、昭和16年、西国参拝の記念に奉納された狛犬。
小顔で双方阿に見えます。円やかな体つきで、身体の曲線や瘤が自然な感じがします。
(昭和16年1月28日建立)
合祀社・稲荷神社社殿 神明神社社殿
稲荷神社社殿にいた小さな神使狐
社殿前から境内入口を見る 三角柱の水鉢
合祀社4社 合祀社