諏訪神社

常総市水海道諏訪町(平成18年8月19日)

 この神社は関東鉄道常総線・水海道駅の北北東約350m、諏訪町内に鎮座していますが、地図に記載がありません。町中にありながら、ご神木の大ケヤキが悠然と聳え、暗黙の内にもこの神社の歴史の古さを物語っているように見えました。
 案内によると、「御祭神は建御名方命、大国主神、事代主神の三柱です。諏訪神社は全国に4859社あると云われ、何れも信州の諏訪大社からの分霊です。ここ常総市諏訪町の諏訪神社も、諏訪大社からの分霊ということは明らかですが、記録が無く創建は不明です。明治時代までは頽廃した小社殿が在しただけで、顧みる人もいなかったと古老は語っています。関東鉄道が開通した当時復興の話が起こり、第一次建設工事が完了後、改めて諏訪大社から新神霊をお迎えし、昭和29年全町の氏神として町内会にゆだねられました。
 幣殿の彫刻は、岩井市猫実生まれの後藤縫之助が安政5年(1858)に手がけた立派な物です。」とありますが、詳細は拡大写真でどうぞ。
 又、ここは今回の常総市周辺の神社巡りで、唯一狛犬がいた(岡崎しょうわ狛犬を除く)神社です。

神社遠景 神社入口
台座が平成に新調され年代不明です。
獅子山タイプですが、どうしたわけか普通の台座の上に置かれています。
鬣と尾の毛が交差するほど長めで、随分動物っぽい顔つきになっています。
拝殿 後藤縫之助が安政5年(1858)に手がけた
彫刻が残る幣殿と、右側は本殿
幣殿の唐破風には波に亀、挙鼻には龍が見事な躍動感を見せています。
幣殿の木鼻狛犬。品の良い美形の狛犬です。
「諏訪神社のお話」
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ご神木の大ケヤキ