潮来市上戸2046 (令和7年3月30日)
東経140度32分16.87秒、北緯35度56分39.89秒に鎮座。
【神社情報・「狛犬小僧」さんより】
上戸地区で県道5号線と国道51号線が接する上戸交差点から5号線を東南に230m進んだら左折し、30m進むと左側が稲荷入口です。
赤松宗旦の「利根川図誌」では、潮来の西の入口に潮浪里(チョロリ)と呼ぶ小さな坂ありと書いてあり、そこにあった稲荷なのでチョロリ稲荷らしいのだが、この時代は潮浪里稲荷だったのかな?
この稲荷は昭和50年頃に国道51号線の工事で移設が決まり、昭和51年に現在の位置に移動したそうだ。確かに移設される前の写真を見ると、石段の上の少し高い位置に稲荷はある。現在は平坦な参道なのだが、ここも以前は道路があり、公民館も稲荷も道路の上に造られたそうだ。
御祭神 不明
由緒
常夜燈を見ると殆どが天保六年(1835)なので、この頃建立されたのかな?。
稲荷入口。左の広場はゲートボール場。
参道と公民館。右は上戸川公民館。運良く桜も開花してた。
最後の鳥居
石灯篭・手水石
拝殿
向拝
向拝上部の鏝絵。非常に少ない鏝絵。鏝絵なら我孫子で見た以来かな?
本殿覆屋
本殿左側鏝絵
鏝絵の狐
鳥居と御神木
稲荷
狐
隠居の狐
常夜燈
上戸村芝宿。 上戸地区、芝宿は現在も存在する。 |
潮来石橋氏 | 天保六乙未年吉日 |
天保六年(1835)乙未二月吉日の常夜燈。利根川図誌が執筆されたのは1855年なので、その20年前から存在した常夜燈になる。