潮来市築地193 (令和7年3月30日)
東経140度33分24.31秒、北緯35度57分52.95秒に鎮座。
【神社情報・「狛犬小僧」さんより】
国道51号線と県道50号線が交差する須賀交差点から50号線を北に2.18km進んだら左折し、ループ状の道を一回転して北に向かい、県道187号線を100m程進むと、道路右側に鳥居が見えます。
佐原風でもあり、福島県の小松寅吉さん風でもある狛犬が鎮座する神社です。奉納者は全て同一人物なので、それなりに財力のあった方なのでしょうか。また何故か鹿も鎮座する神社でした。ここでも佐原の白鳥龍角氏の影響力を見せつけられるとは思わなかった。
御祭神 日本武尊
由緒
日本武尊、東夷征討の途次、当地に立ち寄り、眺望絶佳高燥の地なるを以て戦勝祭を行い、武運長久を祈願せられたと傅う。特に此の地にあって尊の命に服し、東征の為に功績のあった三十番神を誉め稱へられた。村人はその跡を都恵地(築地)と稱じありしが、大同元年(西暦八〇六年)に至りて社殿を創立し日本武尊を祭神とし、三十番神を合祀尊崇した。延宝三年(西暦一六七三年)水戸藩主徳川光圀公封内巡視の際、当神社の由緒を問はれ、熱田神社の神号を賜はる。藩主徳川斉昭に至り祭費として八石八斗を賜はる。明治十四年四月十一日 村社に列格。大正三年八月十三日 供進指定。昭和二十七年八月十一日 宗教法人設立。
境内由緒書き より。
神社入口
大正二年十二月建立の一の鳥居。狛犬さんより古い鳥居です。
御神木
嘉永五子年(1852)造立の手水石
二の鳥居
参道左右の狛犬。拡大写真はこちら。
(牛堀 河崎幸彫刻 大正9年(1920)庚申1月17日建立)
阿は台座、鬣などに穴の多い狛犬さん。西洋風な風貌がユニーク。裏面は狛犬とは思えない容姿をしている。
左右側狛犬と鹿
参道左右の狛犬。拡大写真はこちら。
(大正13年(1924)4月建立) これは白鳥龍角風では無いが、ピンボケの文字を読むと白鳥龍角さんの作品らしい。
最前列の狛犬と似た風貌になるのを嫌ったのかな?
明治三十八年十一月造立の石灯篭
鹿と拝殿
拝殿前の鹿。拡大写真はこちら。
(大正13年(1924)建立) 奉納者は同じく仲澤酉之介さん。何と石工は佐原の白鳥龍角さんでした。白鳥龍角さんの鹿像は初めて観たと思う。
拝殿
向拝・神額
本殿
御神木
石碑
神社外観。狛犬さんも鹿も御神木も、素晴らしい神社でした。