天満神社

常陸大宮市長倉1020 (平成22年6月12日)

東経140度16分51.60秒、北緯36度33分50.08秒に鎮座。

この神社は、常陸大宮市の南西外れ、栃木県にも近い那珂川北側に鎮座しております。

当社は、平安時代の天暦九年(955)、今から壱千有余年前、京都の北野天満宮より分祀して、此の地に鎮斎し奉った産土神社である。
御祭神の菅原道真公は、野見宿祢の末孫にて、幼少より神童、長じて秀才の誉れ高く、文学に優れ、菅家文草等の著作があり、また続日本紀・三代実録・類聚国史・新撰万葉集等の編著も行い、有識故実の知識は当代随一であった。学徳高く平安時代の朝廷に仕え、宇多天皇及醍醐天皇を補佐し奉り、要職につき累進して右大臣となり藤原氏と並び称せられた。しかし、藤原氏の故無き中傷によって九州の太宰府に左遷され、彼の地に於て薨じ給う。その直後から藤原氏一族に変死する者相次ぎ、又、豪雨・落雷・暴風・大地震・大火災・大旱魃・大凶作・疫病流行等が二十数年に亘って続発した為、朝廷は菅公に左大臣正一位と太政大臣の贈位を行い、藤原氏は天満宮を改造し奉って鎮祭した。
古来より世の人々は、天満天神の御神威を崇敬し、全国各地に祀られ文道守護の神、正義守護の神として奉斎し奉る。
境内由緒書より。全文はこちら。

参道入口

参道

鳥居

拝殿と狛犬

拝殿前の江戸流れ。拡大写真はこちら。

(明治32年(1899)5月建立)

木鼻

本殿覆屋

市指定文化財の本殿

末社

御神木