弟橘比目賣(おとたちばなひめ)神社

東茨城郡大洗町磯浜町7985 (令和5年6月25日)

東経140度35分34.12秒、北緯36度19分51.85秒に鎮座。

【神社情報・「狛犬小僧」さんより】
大洗と那珂湊に架かる海門橋の大洗側にある無料駐車場から西に50m程の位置に鎮座。

明国浙江省浦江県で生まれた東皐心越禅師が政変で日本に逃れてきたが、外国人なのに日本国内を旅行をしたのでスパイと疑われ長崎に幽閉された。しかし水戸光圀が助けたのが縁で東皐心越禅師は水戸の天徳寺に住み着いた。境内にある神社由来には以上の事が書かれてないので、何故明の高僧がこの神社と関係あるのか理解するのに苦労した。高僧心越禅師が持ち込んだ天妃の像(媽祖)をここに祀り天妃神社になった。

御祭神 弟橘比目賣命・豊御食津大神

由緒
元禄三年四月六日(一六九〇)に時の水戸藩主徳川光圀公が明の高僧心越禅師の持ち来った天妃の像をここに祀り天妃山媽祖権現を創始した。海上風波の難を救い給う神として漁民悉これを信仰した。天保二年(一八三一)藩主徳川斉昭公の代に天妃像を引き上げ御祭神を弟橘比目賣命として現社名に改めた。
(以上 神社由来碑より一部抜粋)

昭和十七年国営事業として那珂川河口流域改修工事が行われたとき那珂川河畔に鎮座していた弟橘比目賣神社・沖洲神社の二社を合祀奉斎し、昭和十八年現在地に遷座。
(以上 本殿改修記念之碑より一部抜群)

参道入口

境内

手水舎と大正八年手水石。那珂川河畔から遷座する以前の手水石。

東屋

狛犬と拝殿

拝殿前の狛犬。拡大写真はこちら。

(年代不明)石の表面に何かを塗り付けた様な造りの狛犬さん。銘板が割れていて、年代、石工とも不明。

石灯篭と神社由来。最後に「今日に至るも当社は天妃さんと称され」の文字が読み取れる。

子供神輿碑と改修記念之碑

拝殿

向拝と神額

本殿


裏の稲荷

眠そうな目が特徴的な狐。

奥の狐

最奥の狐

猿が居ないが、これも六臂の青面金剛かな?

西の鳥居