耳井神社

豊岡市宮井字大門215(平成20年8月29日)

東経134度46分55.65秒、北緯35度32分43.4秒に鎮座。

 この神社は豊岡駅の西約3.3kmほどの宮井に鎮座しています。社号標は境内から約200mもある奈佐川の北に建ち、参道は途中で人家脇を通っています。神社入口には一の鳥居、石段途中には二の鳥居が建ち、参道正面に本殿を納めた拝殿というのか覆屋が建っています。拝殿内には本殿と、右側に阪谷神社が祀られています。

 御祭神:御井神
 由緒:式内社で旧村社です。もとは現在地の西南約200mに鎮座していました。
 天武天皇白鳳3年(673) 6月、城崎郡司・物部韓国連鵠が黄沼前縣主・耳井命を祀ったのが創祀と伝えられますが、現在の御祭神は御井神で、耳井命を祀ったという伝承は、後世の付会と考えられているようです。
 中世後期、宮井集落西方の城ノ谷に城館を構えていた山名氏の将・篠部伊賀守が守護神として尊崇していました。

社号標
「式内耳井神社」
参道入口
参道は人家脇を通っています。 神社入口 一の鳥居
石段途中の二の鳥居 境内入口
境内入口にいる建立年代不明の出雲丹後狛犬
苔むして随分貫禄が付いてきました。
狛犬の拡大写真はこちらで
拝殿
本殿、右の社殿は阪谷神社