丹波市山南町青田(平成14年11月23日)
この神社も白鹿神社と同じく優雅で繊細な彫刻が施されています。
境内入り口
社殿
近くで見る社殿
手塚治虫のレオのような顔の狛犬
子狛との遣り取りに作者の遊び心が垣間見られます。
この神社の創建由緒などについては分かりませんでしたが、大歳神社とその神について解説したHPがありますので紹介しておきます。
■大歳神社とは
大歳神を祀った神社である。『古事記』によれば、大歳神は素戔嗚尊が大山津見神の女、神大市比賣に娶いて生みませる神であり、宇迦之御魂神とは同胞神である。
名義に関して、本居宣長は『古事記伝』に「大は例の称え名、歳は田寄なり、多余を切めて登となる、(略)然云故はまず、登志とは穀のことなり、其は神の御霊以て、田に成して、天皇に寄奉賜ふゆえに云り、田より寄すと云こころにて、穀を登志とはいうなり」と述べているが、"トシ"とは本来穀物の稔りの義であり、一回の収穫を得るのに一カ年の時間を有することから、四季の一巡する期間も"トシ"と称する。
従って、大歳神とは穀物、特には稲の生育・成熟の霊験を象徴した神名であって、宇迦之御魂神が同胞神であるのも、また神裔として御年神の名があるのも、こうした神格の現れであろう。
『延喜式神名帳』には山城国乙訓郡、大和国高市郡(二座)、和泉国大鳥郡、遠江国長上郡
但馬国二方郡、岩美国那賀郡に計七座の大歳神社が記載されている。現在もこの社名を有する神社は中部日本以西に広く分布しているが、東日本には比較的少ない。
■大歳神【オオトシノカミ】とは
先に書いたように、"年"を司る神であり転じて穀物、特に稲(田)の神とされる。「素戔嗚尊【スサノオノミコト】」と「神大市比賣【オオイチヒメ】」の子供。妹はお稲荷さんで有名な稲荷大明神、「宇迦之御魂神【ウカノミタマノミコト】
(道行く路より)