津門(つと)神社

西宮市津門西口町14-15 (平成25年12月8日)

東経135度21分05.67秒、北緯34度43分55.87秒に鎮座。

この神社は、阪神電鉄・鳴尾駅の北東1.2km程の辺り、武庫川の西側に広がる住宅街に鎮座しております。

主祭神 天照皇大神
配祀神 八竟思兼神・毘沙門天神

由緒
津門神社の発祥は六甲山脈を背に務古の里にあり。務古の里は古来、自然の良港で津登、津奴、津門との名称がある。大昔は京都方面より山陽四国地方へ渡る人、上方へ上る人で舟の出入りも繁しく津の国唯一の良港であった。
港の東南に津奴の塩浜があり、北には津登。東には津門の里があり、岡一体に老松が繁茂し務古又は津登の松原として万葉の古歌にもある通り有名である。古跡として今も残されて居る稜羽、呉羽姫が百済の国より渡来、我が国に始めて機織又は染物などを教えた地にて、彼等が外来渡来の神(大日如来)を歓請し創立したと云われている。
延喜元年(901)菅公が太宰府に左遷の途次美しい白砂青松の景勝を愛でられ小祠の辺に御休憩になった。その祠が津門大明神と称し里人が崇敬する津門の氏神である。
津門の氏神である祠を現神域に遷宮したのが宝暦4年(1754)11月にして旧社殿上棟札により明らかであり、当時は神仏混合の時代で毘沙門天神を祀りしも明治の代になり日本の祖神と仰ぐ天照皇大神の御分霊を本殿御祭神と仰ぎ脇殿に毘沙門天神と八竟思兼神を合祀した。
末社に弁財天社、武光稲荷社、愛宕社、白王社、針塚等を祀る。
尚、神木の樟、榎は昭和48年(1973)10月西宮市保護木の指定を受け、又樟の根元に建つ津門神社碑は元大塚古墳の蓋石であります。
兵庫神社庁公式サイト より

境内由緒書きはこちら。

参道入口

鳥居

参道

境内

拝殿

拝殿内部

本殿


末社

末社を護る浪速狛犬。拡大写真はこちら。
(文化14年(1817)丁丑4月建立)
納稲荷社 愛宕社
武光稲荷社
祖霊社
御神木の樟

津門神社碑
「元大塚古墳の蓋石であります」と由緒にあるが、この古墳には
源頼光が大江山の鬼退治で得た財宝を隠したとの伝説があるそうです。