河内國魂神社

神戸市灘区国玉通3-6-5 (平成25年12月6日)

東経135度13分20.38秒、北緯34度42分55.11秒に鎮座。

この神社は、阪急電鉄神戸線・王子公園駅の北北東1km程の辺り、神戸の住宅街に鎮座しております。

主祭神 大巳貴命(オオナムチノミコト)
配祀神 少彦名命・菅原道真公(スクナヒコナノミコト・スガワラノミチザネコウ)

由緒
当社の創始は、伊勢神宮開社の頃(西暦前3年)であると語り伝えられているが、正確な年号は判然としない。しかし、『延喜式神祇部』に所載の神社として、千数百年前既に由緒ある名社として尊崇されていたことが想像できる。
当社に祀られている御祭神の大己貴命は、少彦名命と力をあわせ国土経営に当られ、慈愛の心篤く福徳円満、医薬酒造の祖神、また、七徳兼備を称えられ広く尊崇されているが、一説には、摂津国造凡河内忌寸の祖を祀っていたのであろうといわれている。
延喜年間(901〜)、菅原道貞公が筑紫の太宰府へ左遷の途次、御影の浜に船を泊めたとき、菅公との別れを惜しみひそかにこの地まで下向した師父尊意僧正(延暦寺第十三代座主)と社頭において餞別の際、その応待が極めて慇懃丁寧なるを垣間見た村人達が、菅公の没後、その勧学文墨の徳を慕って御霊を勧請合祀し、俗に五毛天神と称せられるようになった。
当社は元、この地方の大氏神として厚く崇敬され、昔は稗田・鍛冶屋・山田・篠原の四ケ村も氏子となっていたが、現在は五毛・畑原・上野の旧三ケ村が氏子である。
兵庫県神社庁公式サイト より

享保年間に日本輿地通志畿内篇(五畿内志)にて並河誠所が五毛天神を凡河内氏の奉祀する河内国魂神社に比定した。元文元年(1736年)9月、地元の庄屋が大坂町奉行所に呼び出され、無理やり名前を押し付けられた経緯がある。 東方約2.5km、東灘区御影にある綱敷天満神社の背後に広がる丘陵地帯を御影山といい、こちらが本当の河内国魂神社ではないかとの説もある。
ウィキペディア より

所在不明の式内社を有力神社が牽強付会したと思われる例は結構ありますが、ここまであからさまに書かれているのは珍しいかも知れません。

参道入口

神額 社号標

参道

神社入口

手水舎

蛇口ならぬ狛口か

社号標

拝殿

浪速に岡崎を足したような昭和の狛犬。拡大写真はこちら。
(昭和7年(1932)5月吉日建立)

拝殿内部


なで牛

荒川大明神

厳島大神・箕岡大神

絵馬