保久良神社

神戸市東灘区本山北町(平成14年10月7日)

 この神社に向かう道路が途中で通行禁止となっており、歩いてゆくと結構他人とすれ違う。こんな山奥の神社にしては、結構珍しい現象だと思いつつ、ハイキング気分で参拝致しました。
 神社の鎮座地は金鳥山の南面・古生層の上にあり、境内の周囲は古代祭祀の遺跡地で、石器類、弥生式土器、銅才などが多数出土しているそうです。社名の起こりも椎根津彦命の子孫の倉人水守等が祖先を祭祀したから、三韓役の戦利武器を収蔵したから、といわれるほどの古社で式内社ですが、古記録が欠け、創建由緒などはっきりしません。御祭神は須佐之男命、配祇は大歳御祖命、大國主命、椎根津彦命です。
 古から突端にある灯明台の神火は灘の一つ火と いわれ、瀬戸内・大阪湾を航海する者の、恰好の目標物となっていたようです。

山道の途中から神戸の町を望む

参道入り口、明神鳥居

石畳みの参道

拝殿

遙拝所

摂社の可愛い耳垂れ尾立狛犬、異国情緒漂う顔付きかな?