一宮神社

神戸市中央区山本通1-3-5 (平成25年12月6日)

東経135度11分41.18秒、北緯34度41分44.32秒に鎮座。

この神社は、阪神電鉄・三宮駅の南南東500m程の辺り、神戸のど真ん中に鎮座しております。

御祭神 田心姫命

御由緒
明治初めの写真によると、当社は元の生田川の西の丘、現在の地に今の境内より広い神域に、うっそうたる松の大木に囲まれ鎮座しておりました。
当神社の創建年代は不詳ですが、一説には推定四世紀初頭とも言われており、生田神社の裔神八社の一社であります。
御祭神は、日本書紀巻第一によると「天照大神、素戔嗚尊の十握劔をこひ取りて、打ち折りて三段に為して、天眞名井に濯ぎて、さがみにかみて吹き棄つる気噴の狭霧に生れる神を、なづけて田心姫と曰す。」とあり、この誓約により三女五男が生まれましたが、最初にうまれました姫神であります。それぞれ神戸市内一宮神社から八宮神社に祀られています。
現在の福岡県宗像郡の玄界灘の孤島沖ノ島にある宗像大社の沖津宮に祀られている田心姫命を勧請されたといわれています。
天照大神の子孫で天孫降臨に際し天孫を助けた神様だといわれ、大陸との交流も活発だった太古の時代、海路の安全を守る神様として信仰され現在も厚い崇敬を受けており、「交通安全」「厄除」「生成発展」「縁結び」の守護神として広く御神徳の高い神様です。
境内由緒書き より

由緒
当社の創建年代は不詳であるが、一説には推定4世紀ともいわれている。
御祭神は田心姫命、天照大御神が素盞嗚尊と剣玉を交換して誓約の際にお生れになった三女神五男神の一柱で、福岡県宗像郡沖の島鎮座の宗像大社より勧請されたといわれ、大国主命の后として、御一緒に日本国土開発と経営に協力された。又神功皇后が三韓からの帰途神験特に著しかったので巡拝された一社で、爾来、生成発展、交通安全、厄除、縁結びの守護神としての御神徳の高い神様で、旧八部郡北野村鎮守として奉斎されている。
生田神社の裔神八社のうちの一宮であり、元禄3年(1690)の書に「市の宮」と記載され、神社を中心として一定の日に市の立つところであったといわれている。
本殿は戦災で焼失したが、昭和30年(1955)再建された。阪神淡路大震災にも無事だった。
当社手水舎の建物は、元大和郡山城主本多忠直公の御門(1710年築)を再移築したものである。
兵庫県神社庁公式サイト より

一の鳥居

神額と社号標

神社入口

二の鳥居

参道

拝殿

拝殿前に控える精悍な狛犬。拡大写真はこちら。
(大正6年(1917)10月建立)

拝殿内部

本殿


熊稲荷神社
伊久波神社