多田神社

川西市多田院多田所町1-1 (平成25年12月7日)

東経135度24分19.84秒、北緯34度51分28.84秒に鎮座。

この神社は、能勢電鉄妙見線・多田駅の西1km程の辺り、新興住宅地が広がる中に鎮座しております。

主祭神 源滿仲公
配祀神 源頼光公・源頼信公・源頼義公・源義家公

当神社は、元多田院とも多田大権現とも称えた大社でありまして、御祭神は第56代清和天皇の御曾孫贈正一位鎮守府将軍、源満中公をはじめ頼光、頼信、頼義、義家の五公を奉斎する所謂源氏の祖廟であり、源氏発祥の地である。
五公が国家の藩屏として尽くされたる、偉勲功績は我が国史上凛として輝き、詳述を要しないが、満中公が武門の棟梁たる勅諚を賜り、国家鎮護の大任を果されたるのみならず、沼地を開拓して多くの田畑を造り、或は河川を改修して港湾を築き、或は鉱山事業等殖産興業に力を注ぎ、国力の増進と源家興隆の基盤を築かれ、又頼光公の鬼賊退治、頼信公が平忠常を伐ちて関東を平定し、頼義、義家の二公が前九年、後三年の両役に大軍を率いて辺陲に赴き奥羽の豪族を討滅せられたる等、国史の明示する処であります。平安朝この方、我が国の歴史は殆ど当神社御祭神の子孫である、源氏によって飾られているのであります。
斯様な点から此の地域は我が国史上重要なる地域であり、貴重な史跡として大切に保存しなければならないのであります。
境内由緒書き より

由緒
当神社は、天禄元年(970)に創建され、元多田院とも、また多田大権現社とも言われ、関西日光の称ある大社です。
御祭神は、第56代清和天皇のひ孫贈正一位鎮守府将軍源満仲公をはじめ、頼光、頼信、頼義、義家の五公をお祀りしていることから、源氏発祥の地と言われています。武運長久の勅願社として、又家運隆昌、厄除開運の守護神として崇敬されている大社であります。
現在の社殿は、徳川四代将軍家綱公の再建に依るもので、境内16,000坪に、内廓外廓の二重になっており、外廓南門に楼門(県指定)があり、東西に高麗形の大門(県指定)があり、それに社務所、宝物殿、儀式殿、斎館などがあります。又内廓には、御神廟、御本殿(国指定)、拝殿(国指定)、隨神門(国指定)、神輿庫、神馬舎などがあり雄大な神社です。
兵庫県神社庁公式サイト より 多田神社公式サイトはこちら。

御祭神は清和源氏の礎となった侍達。その為「源氏発祥の地」と呼ばれているようです。

参道入口

猪名川に架かる神橋

社号標。この地に居城を構えた源満仲によって天禄元年(970年)に天台宗寺院「多田院」として創建。明治の神仏分離の時、寺院は廃され、神社とされたようです。

参道

南大門

神額

鳥居

徳川家綱公により再興された、国指定重要文化財の随神門

境内

徳川家綱公により再興された、国指定重要文化財、入母屋造、檜皮葺の拝殿

拝殿前の浪速狛犬。拡大写真はこちら。
(大正5年(1916)丙辰10月吉日建立)

徳川家綱公により再興された、国指定重要文化財、素木の入母屋造、檜皮葺の本殿。桃山時代の姿をそのまま継承。


神馬舎

神馬

御神木(ムクロジ)

源氏のふるさと川西の歴史を発信しようと始まった源氏まつり。