明石市魚住町中尾(平成14年10月6日)
明石で住吉神社といえば、ここが最も有名だそうです。
この神社には神功皇后にまつわる二つの話が伝えられていて 一つは、三韓出兵の時に播磨灘で暴風雨に遭ったので海岸に上陸し、住吉大神に平穏を祈願したら、さっきまでの暴風雨が見事におさまり、無事に九州に向かうことが出来たというもの。
もう一つは、三韓出兵を終えて帰国してから住吉大神を和歌山県の藤代の嶺に祀ると、神様はご不満のご様子。そこで神意を伺うことになり、大きな藤を切って海に流すと播磨の魚次浜に流れついたので、ここに住吉大神を勧請した、というものです。
何れにしても古代この瀬戸内は、海上交通の要所にあたり海難事故も多発したでしょうから、海人が神様にお縋りする気持ちに為るのは良く理解出来ます。
神門は慶安元年(1648)建立,明石市指定文化財。見応え充分です。
奥に微かに拝殿
本殿が阿閇神社の様に、御祭神を祀った4社が並んで建ててあります。
底筒男命、中筒男命、表筒男命、行長足姫命の四神です。
海から続いている参道
楼門
神門内に神殿狛犬、厳しい顔つきで侵入者を睨みつけている
神門前の浪花尾下がり狛犬も怒り面で迎えてくれる
広い境内の神楽殿