柿本神社

明石市人丸町(平成14年10月6日)

この狛犬は、明石市内の狛犬の中で最も古いもので、吽形の狛犬にのみ角があります。年代からいって浪花中とでもいうのでしょうか。

 歌聖・柿本人麻呂を祀るこの神社は、「人丸さん」の愛称で明石市では一番有名でしょう。今では何故か学問、安産、縁結びの神様になっています。境内には人麻呂の歌碑や盲丈桜、筆柿という原種などがあります。
 楼門の前では、芭蕉の「蛸壺や はかなき夢を 夏の月」の句碑を見る事が出来ます。この地が芭蕉の旅の西の果てだったそうです。

拝殿

本殿

宝暦4年(1754)制作

人麻呂がこの地に持ち帰った
といわれる原種の筆柿。
ドングリより少し大きい位。
今は何代目か。

松平信之が和歌の隆盛を
願って建てた玄武の碑

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