豊平神社

札幌市豊平区豊平4条13丁目1番18号(平成23年10月10日)

東経141度23分3.87秒、北緯43度2分30.99秒に鎮座。

 この神社は豊平公園の北東に鎮座し、36号線に入口があります。
 入口の神明鳥居を潜ると左側は駐車場となっており、南西に約80m程延びた参道の先に、玉垣で区切られた境内が有ります。境内左は広く空けられ、玉垣内には社宝となっているご神木のハルニレが勢いよく聳えています。
 北海道独特の造りの拝殿と弊殿・神明造りの本殿は総て繋がって造られ、本殿脇には旧社号標が立っています。
  又、境内では針供養歌碑や狛犬が護る交通安全祈念碑等が見られます。

 御祭神:上毛野田道命、大山祇神、倉稲魂命
 祭礼日:7月15日
 由緒:主祭神上毛野田道命は、崇神天皇の皇子豊城入彦命より5代目の子孫にして東北地方の守護神として厚く崇敬せられ、特に延暦年間征夷大将軍坂上田村麻呂が奥羽地方平定に向かわれた時、田道命の神霊の御加護によりてこれを平定することができ、後に今の青森県南津軽郡猿賀山に神霊を勧請して社殿を建立したもので、猿賀神社は当神社の本社に当たる。当地域は東北地方移住者多く、それゆえに故郷の氏神様をお祀りしたものである。さらに当豊平地区は開墾の途上で森林遠く連なり、これが伐採に大山祇神を祀り、開墾進み沃野美田の広がり行くにつれて倉稲魂神(稲荷大神)を合祀して豊平地区の氏神様として奉斎され現在に至った。
(「北海道神社庁 公式ホームページ・豊平神社」より)

神社入口 神明鳥居 社号標
「郷社 豊平神社」
参道の様子
境内入口
手水舎
境内の様子
大きな千鳥破風が前面に突き出た入母屋造りの拝殿
拝殿内の様子
神明造りの本殿 側面と正面
針供養歌碑
「裁ち縫ひにはげむをみなら数々の折れたる針をいとほしみつつ」小田観蛍
交通安全祈念碑と狛犬
交通安全祈念碑を護る明治32年生まれの狛犬
阿吽の位置が反対で、ずんぐりした身体に首のない四角い顔が付く、実に堂々とした狛犬です。私は特に阿の思慮深そうな目元が好きです。
狛犬の拡大写真はこちらで
(明治32年(1899)建立)
樹齢200年のご神木・ハルニレ