相馬神社

札幌市豊平区平岸2条18丁目1番1号(平成23年10月10日)

東経141度22分6.35秒、北緯43度1分4.81秒に鎮座。

 この神社は天神山緑地内に鎮座しています。表参道入口には大きく見やすい社号標。一の鳥居左は墓地になっています。そこから自然林の林の中の坂道の参道を上がっていくと、参道左に土俵が設えられ、社頭には神々しい大樹・推定樹齢約300年のご神木シバクリが見えてきます。二の鳥居を潜ると境内で、左に手水舎、参道脇に北海道型の狛犬が建立され、正面には北海道には珍しい堂々とした唐破風付きの拝殿が建立されています。又、平岸開村50年紀念碑等の石碑も見られます。

 御祭神:天之御中主大神
 祭礼日:9月5日
 由緒:明治4年3月岩手県水沢の旧藩士を主体とする65戸203人の入植者が、現在地(平岸天神山)を神社予定地としてその筋の貸し付けをうけ札幌神社の遥拝所として祭事を執行。明治35年1月、福島県相馬郡鎮守相馬太田神社の崇敬者が、御分霊を奉遷し、札幌郡豊平町5番地に仮神殿を設け奉斎す。初代社掌三橋國吉を始め、総代3名が北海道庁に神社創立を出願。明治41年10月27日、神社創立認可を賜る。明治42年11月27日、本殿落成遷座祭を斎行、豊平町平岸村47番地に鎮座。大正5年に現在地の平岸天神山に神社を移転。昭和3年には御本殿を改築し、本殿落成遷座祭を斎行す。昭和33年9月4日、創立五十周年記念祝祭典斎行。平成19年8月25日、創立百周年記念事業『御社殿改修工事』竣工。本殿遷座祭斎行す。平成20年6月24日、相馬神社創立百周年記念大祭並びに記念式典祝賀会斎行。変貌していく平岸・澄川両地区の鎮守として変わらずに信仰・崇敬され現在に至る。
(「北海道神社庁 公式ホームページ・相馬神社」より)

社号標 社頭
馬頭観世音菩薩 馬魂碑
表参道入口に立つ鳥居
鳥居を潜ると参道は約100m程広葉樹の林の中の登り坂となります。
参道左に設えられた土俵
社頭
推定樹齢約300年のご神木・シバクリ
紅葉が見事な桜
境内入口
境内入口に立つ二の鳥居
参道の様子
境内の様子
境内にいる建立年代不明の北海道型狛犬
北海道独特の狛犬の造りですが、阿吽の位置が反対です。精悍な中にも優しさが滲み出ている顔、体表に浮き出る獅子紋、流れるように滑らかな毛筋、バランスのとれた身体等々出来の良い狛犬です。兄弟と思われる良く似た狛犬は、主に大正時代に建立されています。
狛犬の拡大写真はこちらで
唐破風付きの拝殿
内地では一般的な造りですが、此処北海道では珍しい社殿の造りをしています。
拝殿目貫彫刻・龍
拝殿木鼻・狛犬
弊殿と本殿
相馬神社創立記念碑 平岸開村50年紀念碑