苗穂神社

札幌市東区本町2条3丁目5番35号(平成23年10月9日)

東経141度23分24.19秒、北緯43度4分38.64秒に鎮座。

 この神社は函館本線・苗穂駅の北東約1.5kmに鎮座しています。
 社地は低いブロックによって外界と仕切られ、屋根付きの神明鳥居が社号標と共に入口に立っています。少し参道を進むと、左右に昭和23年生まれの狛犬がおり、靖国鳥居を潜ると境内右に神楽殿、左に手水舎が配されています。
 真っ直ぐに伸びた参道奥には、大きな千鳥破風が前面に突き出た入母屋造りの拝殿、弊殿、神明造りの本殿が建立され、その他、境内には岩田建設の創始者、又、北海道議会議員として北海道政に永く参画した功労者の一人・岩田徳治翁の顕彰碑が見られます。
 すっきりと整えられた清々しい神社でした。

 御祭神:少彦名神
 祭礼日:9月5日
 由緒:明治3年、庚午の年に入植したので「庚午一の村」と呼ばれ、明治4年5月になって開拓判官岩村通俊によりアイヌ語で小さな沢を意味する「ナイボ」から「苗穂村」と名付けられたこの地は着々と開拓の歩みが進められた。人口が増え、集落が形を確かなものにすると、人々は心の拠り所としての「神」を迎えるべく「やしろ」の設立に力を合わせ、札幌神社より御祭神「少彦名神」の分霊を受けて「苗穂神社」が創建されたのは明治30年8月27日のことである。明治35年には創立時の木製の鳥居を軟石の石鳥居に改築。昭和11年、昭和天皇が北海道に行幸されることになったのを機に翌昭和12年10月16日社殿を改造営する。昭和52年8月25日創建80年を記念して社殿を改造営する。平成8年創建100年を迎え11月5日鎮座百年記念大祭を斎行する。
(「北海道神社庁 公式ホームページ・苗穂神社」より)

社頭
神社入口 社号標
参道の様子
参道脇にいる昭和23年生まれの狛犬
阿吽の位置が反対で、古武士のような風貌の狛犬です。北海道には縦長の狛犬が多いように思っていましたが、この狛犬はやや腰を浮かせ気味で横長の蹲踞です。
狛犬の拡大写真はこちらで
(昭和23年(1948)6月建立)
参道途中に立っている靖国鳥居
境内の様子
大きな千鳥破風が前面に突き出た入母屋造りの拝殿
拝殿にかかる額 拝殿内の様子
弊殿と神明造の本殿 側面と正面
神楽殿
戦勝紀念碑 岩田徳治翁顕彰碑
絵馬