三吉神社

札幌市中央区南1条西8丁目17番地(平成23年10月10日)

東経141度20分55.93秒、北緯43度3分21.64秒に鎮座。

 この神社は市電・西8丁目停留所の西北西約150mに鎮座し、市街地にありながらも市指定記念樹・こぶし等が聳える大きな鎮守の杜を保っています。
 入口手前に昭和9年生まれのブロンズ狛犬がおり、境内に入ると左手に社務所、右には神楽殿、中央に北海道独特の造りの拝殿・弊殿本殿が建立され、社殿右に境内社が祀られています。

 御祭神:大己貴神、少彦名神、藤原三吉神、金刀比羅宮、天満宮
 祭礼日:5月15日
 境内社:出世稲荷社
 由緒:明治11年5月秋田県人木村藤吉、秋田の国太平山鎮座三吉神社の御分霊を豊平川東詰に奉斎、8日を祭日として武田萬水に託し遷座祭を執行するが、「この地所は火除地に接するを以て除宮すべし殊に参詣人を許さず」との達しがあり、翌明治12年4月渡島通121番地(現中央区南1条西8丁目)に遷座する。武田萬水高齢により札幌神社(現北海道神宮)禰宜若林嘉倫に依頼し、毎月8日に小祭を執行することとし、5月8日を例祭日とする。しかしこの日は雨が多いため、3代目宮司佐藤桂、大正13年に例祭日を5月15日に変更する。明治36年より例祭日に神輿市内を巡行するが、戦争のため昭和15年中止する。代わって昭和16年より子供みこしの巡行を行うが、交通事情によりこれも昭和37年に中止する。昭和52年社殿及び社務所を造営し、翌53年に百年記念大祭を執行する。昭和54年子供みこし復活、昭和60年には46年ぶりに神輿渡御が復活する。
(「北海道神社庁 公式ホームページ・三吉神社」より)

社頭
入口に居る昭和9年生まれのブロンズ狛犬
ダンディーな叔父さんタイプの狛犬ですが、大東亜戦中によく融かされなかったものですね。
狛犬の拡大写真はこちらで
(昭和9年(1934)1月16日建立)
境内入口に立つ神明鳥居 社号標
「縣社 三吉神社」
参道の様子
境内の様子
大きな千鳥破風が前面に突き出た入母屋造りの拝殿
神明造りの本殿
境内社・出世稲荷社
神楽殿
「郷社 三吉神社」「三吉大神」碑 絵馬
絵馬 絵馬