札幌護国神社

札幌市中央区南15条西5丁目1番地(平成23年10月10日)

東経141度21分23.76秒、北緯43度2分17.84秒に鎮座。

 この神社は中島公園の南西に隣接して鎮座しています。
 参道入口に架かる神橋は鴨々川の清流に架かり、神門に至る参道脇は緑の絨毯の所々に大樹が聳える素晴らしい景観の神社で、推定樹齢880年の一位の松の姿には特に目を惹かれます。
 回廊中央の神門を入ると、広々として清々しい境内奥に左右翼殿を繋げた華麗な拝殿が建立され、透かし塀内に大きな本殿が望めます。
 又、神社北の彰徳苑では、沖縄戦戦没者慰霊碑やメレヨン島慰霊碑等が建ち並び、戦争を知らない私達の世代にも過去の大戦で命を落とされた方々が沢山いらしたことを、改めて思い出させてくれる、良い機会となりました。

 御祭神:護国の神霊 25,537柱
 祭礼日:7月6日
 境内外末社:多賀殿(伊邪那岐神 伊邪那美神)
 由緒:明治10年の西南の役に戦病没した屯田兵の霊を祀る。 有栖川熾仁親王により屯田兵招魂碑と題し、明治12年8月2日屯田兵司令部に於て祭祀を斎行する。明治40年2月中島公園に移転し、明治27・28年の日清戦争の戦病没者を合祀し、明治37・38年の日露戦争の戦病没者の合祀のため忠魂碑を建て、乃木将軍之を題す。昭和8年11月17日現在地に札幌招魂社を造営し官幣大社札幌神社に奉斎せる神霊を此処に奉還する。昭和11年昭和天皇北海道行幸の砌、祭粢料御下賜。昭和14年4月1日内務省指定の護国神社となる。終戦により昭和21年4月30日神社本庁に所属、同年12月12日札幌彰徳神社と改称する。昭和26年10月23日境内社多賀殿を奉斎神社本庁承認。昭和47年2月3日昭和天皇皇后両陛下御親拝。昭和54年7月6日札幌護國神社御創祀百年奉祝祭。平成7年8月15日天皇陛下奉幣臨時大祭執行。
(「北海道神社庁 公式ホームページ・札幌護國神社」より)

「札幌護国神社公式サイト」はこちら

社頭
参道入口に立つ神明鳥居
参道の様子
参道左に聳える推定樹齢880年の一位の松
神門前に居る昭和9年生まれの狛犬
昭和初期に造られた、兄弟らしき似た感じの物が沢山いる狛犬ですが、丸尾タイプと言うところに特徴があります。
狛犬の拡大写真はこちらで
(石匠・中村 昭和9年(1934)7月5日建立)
神門
境内の様子
左右に翼殿が造られている、神秘的且つ華麗な感じの拝殿
拝殿内の様子
本殿側面と正面
神社北側に広がる彰徳苑入口に立つ石碑
沖縄戦戦没者慰霊碑 北海道全海軍英魂の碑
南方地域戦死者慰霊碑 北千島慰霊碑
メレヨン島慰霊碑 山鼻神社碑
忠魂碑 屯田兵招魂の碑
ノモンハン英魂の碑 アッツ島玉砕雄魂の碑
尼港殉難碑 頌徳碑
札幌招魂社 歩兵第26聯隊軍旗奉焼の碑
鎮魂(殉職看護婦の碑) 砲兵発祥の碑
砲兵第7聯隊硝舎 寝牛石