石狩市花畔村573番地72(平成23年10月9日)
東経141度18分57.59秒、北緯43度10分25.08秒に鎮座。
この神社は茨戸川西岸、石狩市庁舎の北北西約600mに鎮座しています。
整然と整えられた神社で、入口左には誤載~名が記された碑が建ち、右には嘗て合祀された神社の社号標などが纏められています。境内まで続く参道には三基の鳥居が建立され、四対の異なった造りの狛犬が奉納されています。これらは合祀された神社から移築された物と思われます。又、参道脇には創田之碑や開拓碑、戦役紀念碑等 多数の石碑が建立されています。
境内正面には大きな千鳥破風が前面に突き出た入母屋造りの拝殿・弊殿・神明造りの本殿が建立され、右には社務所が配されています。
北海道で一度にこんなに沢山の狛犬が見られる神社はこの社だけなのではないでしょうか?狛犬ファンは必見!
御祭神:金刀比羅之大神、大己貴神、少彦名神、天御中主神、大国魂神
祭礼日:9月15日
由緒:明治四年五月岩手県民三十九戸(翌五年二戸)入植 茲に花畔開村する 翌五年七月花畔村北八線に小祠を建て 御祭神として農業漁業航海の守護神である金刀比羅之大神を祀り花畔村金刀比羅神社を創立 村民は大神を尊崇し心の拠り所として開拓の辛苦に堪え今日の発展の基礎を築いた
明治二十六年四月花畔村殖民地撰定願いを北海道庁に提出六月に裁可となりこの時神社の位置定まる 翌二十七年八月社殿を建立し花畔神社と改称する
明治三十四年七月十二日公許の花畔神社創立願いを北海道庁に申請 同年九月九日村社として公認された
昭和四十八年九月石狩湾新港開発によりこの地域の三社を合併 当地に社殿を新築し花畔瑞穂神社の御祭神 大國魂神 大己貴神 少彦名神並びに相馬妙見太田神社の御祭神 天御中主神を合祀する
平成四年七月花畔神社創立百二十周年を迎え 記念事業として御祭神之碑を建立 神社用地百拾六坪を取得する
社頭 | 社号標 |
入口に立つ一の靖国鳥居 | 鳥居に掛かる額 |
参道の様子 |
参道途中に立つ二の靖国鳥居 |
参道の様子 |
参道途中にいる建立年代不明の狛犬 阿吽の位置が反対で、阿は歯を剥いて咆吼しているように見えます。耳を横に立て、厳つい顔に長い顎髭が似合います。体表には獅子紋が浮き上がり、曲がりくねって複雑に絡んだ尾が装飾的です。 狛犬の拡大写真はこちらで |
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参道途中にいる建立年代不明の狛犬 阿は悪魔的な顔つきで、吽は穏やかな叔父さん…という感じの一対です。前脚が比較的太く真っ直ぐ伸ばされ、腰や腿もゆったりと造られ、尾が真っ直ぐに立つという、比較的古いタイプの狛犬の特徴を持っています。単純な意匠ですが、滑らかな体表にバランスの良い姿勢をした狛犬です。 狛犬の拡大写真はこちらで |
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参道途中に立つ三の神明鳥居 |
三の鳥居後ろにいる明治37年生まれの構え獅子 阿吽の位置が反対の、惚けた顔つきの狛犬です。獅子頭の様な顔ですが、何処か微笑んでいるような優しさを感じます。耳たぶのギザギザや頭上の渦に個性が感じられます。 狛犬の拡大写真はこちらで |
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(明治37年(1904)9月10日建立) |
境内入口 |
境内入口にいる建立年代不明の狛犬 耳を横に張り出した、台形の穏やかな顔つきの狛犬です。大きな獅子紋が多数付けられ、鬣や尾の毛筋が滑らかでしっかりと刻まれています。 狛犬の拡大写真はこちらで |
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境内の様子 |
大きな千鳥破風が前面に突き出た入母屋造りの拝殿 |
拝殿内の様子 |
弊殿と神明造りの本殿 |
花畔瑞穂神社社号標 | 太田神社創立之碑 |
相馬妙見太田神社社号標 | 社日 |
馬頭観世音 | 開拓百年碑 |
記念碑 | 創田之碑 |
花畔開村五十年記念碑 | 開拓碑 |
石川県開拓百年碑 | 明治三十七・八年戦役紀念碑 |
戦没者慰霊平和祈念之碑 | 記念碑 |