函館市石崎町490 (令和6年10月8日)
東経140度53分00.52秒、北緯41度45分05.77秒に鎮座。
【神社情報・「狛犬小僧」さんより】
国道278号線が県道879号線と接続する地点から278号線を東に2.19km進むと石崎宮の川があり、その手前を左折すると鳥居が見えます。
出雲お座り型の比較的劣化の少ない狛犬さんが鎮座する神社です。船魂神社(函館市元町)の出雲彌彦神社で見た狛犬さんと非常に似てますね。北海道最古の鰐口が出土した神社でもあります。
御祭神 誉田別命
由緒
創立年代不詳であるが、古老の伝えるところによると第102代後花園天皇の御代永享年間(1429〜1441)本村の創始者平氏盛阿彌、深く八幡神社の御祭神を尊信し祭祀を執行して来たことに始まり、現に永享11年3月に同氏の奉納した鰐口1振を蔵していることでも古社であることを証することが出来る。その後村内の戸口愈々増加して、第117代後桜町天皇の御代明和8年7月(1771)現在の社地に御神体を安置する。明治9年村社に列せられ、明治25年社殿を改築し、大正6年許可を得て境内地5畝4歩を8畝24歩に拡張し、昭和4年4月5日神饌幣帛料供進神社に指定される。現在の社殿は、昭和23年7月に改築した。
北海道神社庁公式サイト より。
石崎宮の川の西岸の丘陵上に社殿が建っており、社地より石崎の集落を一望することができる。ここに社殿を置いたのは、昭和三十一年の社殿改築の折りである。それ以前は現在の参道階段下の旧道が石崎宮の川にかかる橋の脇に位置し、段丘を背負って建っていた。
八幡神社の創立年は不明であるが、文化十(一八一三)年に参道下から掘り出された鰐口の永享十一年の銘から一五世紀に創建されたとの伝承を有している。「鰐口」については、明治八年に石崎村副戸長・崎野佐太郎によって記された来歴がある。それによると、石崎村脇沢に古来より山神社があったが、七、八〇年前に村民が亀尾村へ移動し山神社を遷座させた際に、旧社地に鰐口を埋めたという。その後、このことは忘れられていたが、文化十年頃掘り出して当村八幡宮神前へ掛け置いた、と記されている。
(武田信一編『北海道地方神社資料』)
一の鳥居
神額と社号標。金網タイプの神額は初めて見たかな。
石段と石灯篭
御神木
二の鳥居
手水石
狛犬と拝殿。右の狛犬は全然見えない。
拝殿前の狛犬。拡大写真はこちら。
(大正6年(1917)7月15日建立)
向拝
本殿覆屋