錦山天満宮

江別市野幌代々木町38番地1(平成23年10月8日)

東経141度31分24.9秒、北緯43度5分38.31秒に鎮座。

 この神社は江別第二小学校と江別第二中学校の間に鎮座しています。
 錦山緑地という大きな鎮守の杜の中に鎮座する神社は、静かで落ち着いた佇まいを見せ、私達が神社を訪れていた間中、参拝者が後を絶ちませんでした。
 入口には一の靖国鳥居と社号標が立ち、広葉樹の林の中の参道を行くと、「錦山神社」と彫られた旧社号標が立っています。二の鳥居を潜ると境内で、昭和14年生まれの狛犬が護る拝殿は大きな千鳥破風が前面に突き出た入母屋造り、本殿は神明造りです。社殿左側には社務所が建立され、ご神木は珍しいヤチハンノキです。

 御祭神:天照皇大神、菅原道眞公
 祭礼日:例大祭・9月17日、歳旦祭・1月1日、古神札焼納祭・1月日曜日(毎年変わります)、厄祓・1月成人の日前後、2月・節分、建国祭・2月11日、春季大祭・5月第3日曜、第2中隊本部 野幌兵村記念祭・7月1日、江別市戦没者慰霊祭・7月15日、七五三詣・10月15日・新嘗祭・11月23日、大祓式・除夜祭・12月31日、月次祭・毎月1日
 由緒:明治18年、翌19年、九州各県・山口・広島・岡山・鳥取の各県から野幌屯田兵の入植により原始の密林を開拓し、入植者の「心のよりどころ」として明治22年伊勢皇大神宮から御分霊を奉斎したのが始まりである。昭和62年には御鎮座百年を迎えた。
 創祀当時は「錦山神社」として野幌地域の鎮守、五穀豊穣の神として崇拝されていた。
 昭和48年、九州太宰府天満宮から菅原道眞公の御分霊を奉戴し、錦山天満宮と改名して以来「天神さま」の御神徳を仰ぎ今日に至る。平成2年には、太宰府天満宮より御神納の梅の苗木を賜り、境内には梅園が造成された。また、受験シーズンになると、近くの中学・高校生を始め道内各地の受験生が合格祈願に訪れる。
(「北海道神社庁 公式ホームページ・錦山天満宮」より)

「錦山天満宮公式サイト」はこちら

社頭
入口に立つ一の靖国鳥居 社号標
参道の様子
旧社号標
「錦山神社」
参道途中に立つ二の靖国鳥居
境内の様子
境内にいる昭和14年生まれの狛犬
威厳のある顔に分厚い垂れ耳、頑丈そうな前脚に丁寧な造りの指先と爪が彫られています。鬣や太く長い尾には彫りの深い毛筋が付けられ、体中に獅子紋が浮き上がって見えます。北海道の狛犬の中でも秀作の部類に入るのではないでしょうか…。
狛犬の拡大写真はこちらで
(昭和14年(1939)9月建立)
北海道に於いて特徴的な、大きな千鳥破風が前面に突き出た入母屋造りの拝殿
拝殿に掛かる額 拝殿内の様子
神明造の本殿
立派な社務所
鎮守の杜の様子
ご神木・ヤチハンノキ
樹高・17m、直径・75cm、推定樹齢・80年
絵馬 参道脇に咲いていたコルチカム(犬サフラン)
拝殿前から入口を振り返る