大山神社

尾道市因島土生町1424-2(平成20年3月24日)

東経133度10分39.57秒、北緯34度17分27.85秒に鎮座。

 この神社は土生中学校の西に鎮座しています。前面は玉垣越しに神社入口から境内入口まで道路から全て見渡せ、小高い丘の上にある境内には、立派な社殿とともに「ひょうたん手水鉢」「まんなおしの開運宝船」など珍しいものも見られます。また、数々の境内社が祀られ、中でも多分日本で唯一と思われる耳の神様「耳明神社」には大きな耳たぶが奉納されており、日本全国から耳の不自由な方や耳の病気治癒の祈願をされる方が参拝にいらっしゃるようです。

 御祭神:主祭神:大山積大神、相殿神:須佐之男命、天児屋根命
 例祭日:1月1日・元旦祭 初詣、1月7日〜13日・初七福神詣、1月15日・小正月 古神札焼納祭、2月3日・節分祭 節分厄除祈願祭、大山神社崇敬者総代祈願大祭、2月初午日・大山稲荷神社初午祈願祭、2月11日・建国記念祭(紀元節)、3月3日・耳祭り、3月末日・春季祖霊祭、6月10日・大山稲荷神社例祭(湯立て神事・火焚神事)、7月29日・天神夏越祭、9月27日・奥殿祭、10・11月中・七五三詣 、10月21日・例大祭(15日宵殿祭)曳舟、11月3日・ 秋季祖霊祭、11月18日・因島石鎚神社例祭、12月3日・神宮大麻・正月神札頒布始祭、12月18日・大山神社摂社耳明神社例祭(旧11月13日前吉日)
 摂社:耳明神社 境内社:祓神社、大山稲荷神社、秋葉神社、鍛冶神社、御縁神社、幸守神社、匠神社、方違厄除宮、因島石鎚神社、花乃宮天満宮
 由緒:宝亀4年(773)創建と伝えられる因島最古の神社で、「日本三代実録」の隠島大神はこの社のことと伝えられています。境内から弥生時代の須恵器、高杯が発掘され、古代祭祀の社と考察されます。
 中世因島村上水軍の守護神として崇敬され、江戸時代は広島藩の群中祈願所として、現在は芸予の島々の総合祈願所として広く崇敬を集めています。
 境内には珍しい耳の神様「耳明神社」や花の神様「花乃宮天満宮」も祀られています。

神社遠景
社号標 神社入口
社務所隣に祀られる境内社:祓神社
境内へ上がる石段途中にいる嘉永5年(1852)生まれの狛犬
温和しめの顔つきで、尾の先が後頭部に付いています。
狛犬の拡大写真はこちらで
(嘉永5年(1852)建立)
境内入口 境内入口左脇の「ひょうたん手水鉢」
子宝や病気平癒などの願掛けのための
穴が掘られているそうです。
拝殿前、大正4年(1915)生まれの玉乗り狛犬
強面顔で牙や鋸歯の目立つ狛犬です。
狛犬の拡大写真はこちらで
(大正4年(1915)8月吉日建立)
拝殿
拝殿内の様子
本殿
本殿左側、「まんなおしの開運宝船」
本殿裏側、境内社:大山稲荷神社参道と稲荷の鳥居
境内社:大山稲荷神社社殿
境内社:秋葉神社
境内社:鍛冶神社
境内社:御縁神社
境内社:幸守神社
境内社:匠神社
摂社:耳明(みみご)神社
耳明神社社殿に架かる大きな耳
境内社:方違厄除宮 境内社:石鎚神社因島遙拝所


境内社:花乃宮天満宮 せとうち七福神の乗る大きな宝船
1番「だいこく」2番「えびす」が祀られています。
境内から見える鶴島