厳島神社

尾道市因島重井町6329(平成20年3月24日)

東経133度8分38.16秒、北緯34度20分8.95秒に鎮座。

 この神社は三原行高速フェリー乗り場の近くに鎮座しています。境内入口手前には今は土の上に形ばかりが残されている神橋があり、石段を上がった境内入口には狛犬と大きな灯籠が奉納されています。鳥居には「厳島宮」の額が架かり、境内正面には開放的で大きな拝殿とその奥に小振りの本殿が建立されています。その他、境内左には因島八十八カ所霊場・七十三番札所「出釈迦寺」がありました。

 地元では明神さんと呼び親しまれている産土神で、宗像三女神(市杵島姫命、田心姫命、湍津姫命)を御祭神とする、安芸の宮島・厳島神社からの分霊勧請かと思われますが、この社の案内は無く、勧請年月・縁起・沿革等は全て不明です。
 例祭は毎年旧暦の6月中旬に行われ、神輿や布団・屋根型のだんじり2台が出て勇壮な雰囲気に満ちているそうです。

神社入口
文政6年(1823)生まれの狛犬
阿は垂れ耳、吽は立ち耳で、鬣・尾の作りもそれぞれ工夫してあります。つり目で鼻は低く、鼻孔は横に広がり、吽の上歯が目立っています。
狛犬の拡大写真はこちらで
(文政6年(1823)3月吉日建立)
開放的で大きな拝殿
本殿
末社 境内左にある
因島八十八カ所霊場・七十三番札所
出釈迦寺