斎島(いむしま)神社

尾道市因島大浜町四区1755(平成20年3月24日)

東経133度10分41.8秒、北緯34度20分27.16秒に鎮座。

 この神社は大浜の317号線から一本西に入った道路沿いに鎮座しています。入口には「幸崎城跡」案内があり、道路に分断されたのでしょうか?入口反対側にも境内社が三社祀られています。境内は高台にあり、灯籠が立ち並ぶ数十段の石段を上がると随神門が建っています。境内にも灯籠の奉納があり、正面に拝殿・本殿、右脇に稲荷神社が建立され、境内の入口からは大浜の海が望めます。

 御祭神:正哉勝々速日天之忍穂耳命、神日磐余彦之命、誉田別命
 境内社:稲荷神社
 由緒:昔、神武天皇が東国に行かれるとき、風波のため航海ができず、この大浜に船を留め、寒崎山にて数日嵐の静まることを天神に祈られました。即ちこの島は斎島であり、後に変わって隠の島(因島)となりました。その由来により神亀4年(727)社殿を造り厚く祀りました。三代実録にある従五位下の隠の島一の宮はこの社であるとの言い伝えがあります。
 明治30年現社殿を造営し、神日磐余彦之命を合祀。明治32年皇太子神社から現社名に改称し、また明治33年、中之庄八幡神社の分霊を合祀しました。
 因みに入口に案内のあった幸崎城は、水軍で名高い村上一族の造った平山城だそうです。

入口と道路を挟んで反対側に祀られる境内社三社
神社入口 入口脇に立つ
「幸崎城跡」案内
灯籠が立ち並ぶ石段の参道 石段上の鳥居に架かる社額
石段途中にいる文化13年(1816)生まれの浪速狛犬
狛犬の拡大写真はこちらで
(文化13年(1816)11月建立)
随神門前にいる明治38年生まれの出雲丹後狛犬
阿は口中の玉を含み、双方とも足首にミサンガの様な毛を生やしています。今にも台座から落ちそうな、とっても微妙な座り方をしていますね〜。
狛犬の拡大写真はこちらで
(明治38年(1905)9月吉日建立)
境内側から見た随神門 境内社:稲荷神社
拝殿
本殿
神楽殿