塩屋神社

広島市佐伯区海老山町8-12 (平成23年7月28日)

東経132度22分3.02秒、北緯34度21分34.8秒に鎮座。

この神社は、広電宮島線・五日市駅の南西500m程の辺り、海老山(かいろうやま)公園の西側すぐに鎮座しております。五日市漁港に近く、海上安全の守護神として繁栄したようです。公園を背に社殿が建ち、景色も良く落ち着いた雰囲気の神社となっております。

祭神 猿田彦神・塩土老翁神
由緒
本社は創建不詳と雖も遠く平安時代、此の地に海上守護の神として鎮座。霊験あらたかなる神徳に導かれ、以て今日の地域発展の基礎を築く。寿永年中源氏の一行が西下の時、本社を遥かに拝み奉ったと伝わる。

当社の祭神は「猿田彦神」(さるたひこのかみ)で、相殿に「塩竈神」(しおがまのかみ)が祀られています。摂殿には「龍宮神社」(たつのみやじんじゃ)があり豊玉姫命と玉依姫命の二柱が、末社には「湯蓋神社」(ゆぶたじんじゃ)があり湯蓋道空神が祀られています。猿田彦神は中世には庚申の日に祀られ、「天鈿女神」(あめのうずめのかみ)と合し道祖神として祀られました。塩竈神は「塩土老翁」(しおつちのおじ)と呼ばれ山幸彦を舟で海神宮へ渡した神で、神武天皇を東方の地に導いた神であり、古来悪霊退散と交通安全の守護神として信仰されています。
当社に伝わる由緒には、江戸初期に開設された「海老塩浜」の鎮守社で、安芸国一宮の厳島神社の末社として、五日市八幡神社の御旅所ともなり、五日市の港は繁栄を極めました。元歴元年(1184)の源氏の一行が西下の時に塩屋大明神を遥拝したといわれ、当時五日市の字湯蓋に住んでいた道空が創建したともいわれ、平安時代より所在していたと思われます。・・・・・
境内由緒書き より

参道入り口

一の鳥居

参道

二の鳥居

拝殿

向拝の獅子と木鼻の象

幣殿

本殿


龍宮神社


境内左手の空き地。上は海老山公園。

御神木