鷺森神社

広島市西区草津東3-1-6 (平成23年7月28日)

東経132度24分23.44秒、北緯34度22分45.44秒に鎮座。

この神社は、広電宮島線・草津駅の北100m程の辺り、山陽本線のすぐ南側に鎮座しております。

御祭神 正殿 市杵島姫命 相殿 金比羅神

當社は天徳年間(957-960)に勧請されたと伝えられており、爾来一千年余の歴史を有する御社である。
往古、この一帯は海辺であり、西方から延びる半島(城山)と背面の力箭山(通称行者山)に抱かれた湾内の東端に在り、漁船の船着場として栄え、海人(うみんど)達は日頃尊敬する市杵島姫命をお祀りする、鷺森神社を建て御祭神が女神なるがゆえに、弁天社と呼称し豊漁と海上の守護を祈願した。
近世、干拓が進むに伴ない内陸の神社となり漁業との関わりはなくなったが、現在は町内鎮守社の一つとして、草津東町を中心に広く篤く崇敬が寄せられている。
境内由緒書き より

現在海迄は2km程。結構干拓で海が遠のいたようです。海辺にあった頃は弁天社と呼ばれていたようなので、御祭神も弁才天であったと思われます。明治政府により市杵島姫命に差し替えられた筈ですが、金比羅神が大物主命に変えられず、残っているのはどういう訳があったのでしょうか。

境内入り口に立つ注連柱。後はJR山陽本線。

境内

拝殿前、豚鼻の狛犬。拡大写真はこちら。
(嘉永5年(1852)8月吉日建立)

拝殿

社額

本殿