長束神社

広島市安佐南区長束1-32-16 (平成23年7月27日)

東経132度27分49.85秒、北緯34度25分26.7秒に鎮座。

この神社は、JR可部線・安芸長束駅の東500m程の辺り、太田川の北側近くの住宅街に鎮座しております。街中の神社らしく、境内が月極駐車場になっており、やや殺風景な感じもしますが、何処でも氏子の減少に悩む神社としては、致し方がないのかも知れません。

長束神社略記
御祭神 帯仲津日子命・品陀和気命・息長帯日売命
相殿  伊弉諾岐命・伊弉諾美命・大年神・太田川総水神・火産霊神
由緒
当社は貞観十二年(870)九月第五十六代清和天皇(平安時代)の長束西大年山に御勧請となり中古現在地にご遷座を仰ぎたるもので現在の神殿拝殿は文政十一年(1828)四月第百二十代仁孝天皇(江戸時代)に建造されて長束全地域の総氏神として鎮座し古くは八幡宮と称す。八幡信仰は、九州の宇佐神宮が発祥で奈良時代から皇室の崇敬篤く平安時代に京都の岩清水八幡宮、次いで鎌倉の鶴岡八幡宮が創立されその分祀社は全国に約二万五千社に及び広く地域民衆の神として祀られている。
未曽有の大東亜戦争の終結を機とし、当社は昭和二十一年(1946)に国家管理離脱のやむなきに至りたるも、同二十七年(1952)新設の神社本庁に所属し現在に至る。
古代より厄除開運、産業繁栄、安産子育、交通安全、学業成就等の神として参詣者多く氏子崇敬者の生成発展、諸業の隆盛を導き給う御神徳は宏大無辺である。
境内由緒書き より

参道入り口と社号標

参道

鳥居。「長束八幡宮」の社額。

境内入り口の玉乗り狛犬。拡大写真はこちら。
(昭和40年(1965)12月吉日建立)

境内

拝殿

拝殿内部

本殿

脇参道の鳥居

脇参道を護る玉乗り狛犬。拡大写真はこちら。
(年代不明)

御神木の大銀杏(雄)
この銀杏は長束神社の移転再建時(1828年)植樹されたと伝えられる樹齢(推定)170年を越える老木で、秋には黄葉し樹木全体が美しく黄金色に輝く名木である。

御神馬