吉備津神社

広島市安佐北区落合南7-9-10 (平成23年7月27日)

東経132度31分27.75秒、北緯34度28分19.25秒に鎮座。

この神社は、JR芸備線・玖村駅・下深川駅・中深川駅から1.3km程の辺りに鎮座しております。嘗て安佐郡落合村と呼ばれた頃は長閑な山村であったと思われますが、現在は奇麗に区画整理された、新興住宅地となっております。広島のベッドタウンとして人口が急増してのでしょうか。しかし、神社の周りは緑も豊かで僅かに嘗ての山村の雰囲気を留めています。

祭神 吉備津彦の尊・吉備津姫の尊

真金吹く 吉備の中山 帯にせる 細谷川の音のさやけさ。と
古今和歌集に歌われ「真金吹く」とは吉備の枕詞で「真金」とは鉄のことである。
吉備に根拠地をもった「海の民」が、大陸や半島に眼を向け、先進技術の導入には瀬戸内海はこの上もない重要な航路でもあった。
五世紀のこの時代、鉄を制し、海上輸送、交通支配を把握した吉備民族はすさまじい発展を遂げ、神の恵として尊敬崇拝し、備前岡山市と備中倉敷とのほぼ境界線に、守護神として吉備津神社並びに吉備津彦神社を建立した。
当吉備津神社は、吉備津屋某氏備中より来たり住むようになり、毎年正月備中吉備津神社に参詣するを例とするも歳老いたる身をもって、本社吉備津神社のご神体を懇請し当地区に安置した。
以後社格、村社大原山吉備津神社に昇格。当地区の氏神様として尊敬されるに至った。
よって当神社は吉備民族が鉄の資源と、海上輸送、交通安全支配により繁昌した由縁から「交通安全」「家内安全」「商売繁昌」の神様として崇拝されている。
境内由緒書き より

参道入り口

参道途中の鳥居

境内

境内入り口の玉乗り狛犬。拡大写真はこちら。
(昭和11年(1936)10月吉日建立)

拝殿

本殿


稲荷大明神