杉森神社

東広島市河内町中河内375 (平成23年7月26日)

東経132度52分59.77秒、北緯34度28分0.74秒に鎮座。

この神社は、山陽本線・河内駅の西700m程の辺り、中河内集落の北側、山裾に鎮座しております。杉森神社の名の通り境内は杉の大木が至るところに生え緑豊かな落ち着いた神社です。

御祭神 天忍穂耳命、天穂日命、熊野久須毘命、天津日子根命、活津日子根命、狭依毘賣命、多紀理毘賣命、多岐都比賣命、品陀和気命、厳島大神、須佐之男命

当神社は、創立年月日不詳ですが、『日本三代実録』の貞観九年(八六七年)十月十三日条に正六位上榲樌神に従五位下を授くとあるは当神社のことと言われています。
今年の5月に行われた第12回伝統文化セミナー「自然災害と復興〜先人の叡智に学ぶ〜」の冊子によると貞観年間の災害と神祇では、

貞観5年疫病流行、御霊会・越中越後地震
貞観6年富士山大噴火、国々に災害を消除のため神祇祭礼の督励、阿蘇山変異、
貞観9年阿蘇噴火
貞観10年播磨国大地震、

そして、貞観11年、今回の東北大震災と同様な大地震と津波が陸奥国、
貞観16年開聞岳噴火、その4年後の元慶2年関東大震災

との記述あり、災害続きを鎮めるため神祇を奉斎する中での榲樌神の登場となる。
以上 杉森神社の物語 より

参道入口

鳥居と社号標

石段と舞殿

参道

広島の旅最初の神社ですがいきなり広島風のお出迎え。拡大写真はこちら。
(嘉永2年(1849)己酉8月吉日建立)

拝殿

本殿


脇参道に建つ神門

神門の随神さん

末社

イロハモミジ

杜の風景