布多都宮(ふたつみや)八幡神社

東広島市河内町入野 (平成23年7月26日)

東経132度50分57.2秒、北緯34度27分5.67秒に鎮座。

この神社は、山陽本線・入野駅の南西600m程の辺り、入野の町外れにある小さな山の頂に鎮座しております。

入口近くには鶴亀山老人集会所もあり、この山を鶴亀山と呼ぶようです。大小二つの頂があり、高い方の頂に布多都宮八幡神社があり、低いほうの山麓に厳島神社が鎮座しております。布多都宮(ふたつみや)とは二つ宮のことでしょうか。

参道入口

社号標と鶴亀山案内
山陽本線入野駅の南方約500メートルの所に東西に並んだ2つの丘があり、併せて鶴亀山と呼ばれている。東の丘の北東山麓には産湯川(うぶゆかわ)厳島神社があり、西の岡の頂上には布多都宮(ふたつみや)八幡神社がある。西の八幡神社の前庭南東の隅にアベマキの大木が生じている。根回り周囲4.8メートル、胸高幹囲4.2メートルで、県内有数の巨樹である。上部はかなり枯損しているが古木の風格十分で、土地の人々に親しまれている。
 2つの丘を覆う森はそれぞれ厳島神社、八幡神社の社叢(しゃそう)で、一括して「鶴亀山の社叢」として県天然記念物に指定されている。どちらの森林もアラカシの多いことが特徴的で、胸高幹囲1メートルを超えるものがかなりあり、2メートル以上の大木も時々見られる。その他の常緑広葉樹としては、ヒサカキ、アセビ、サカキなどがあり、場所によってはコジイ、シラカシ、クロキ、ソヨゴなども生育している。外縁のアカマツ林内には、ネジキ、コバノミツバツツジ、ヤマツツジなどのツツジ科植物が目立つ。アベマキもかなり多く混生しており、胸高幹囲1メートル以上の木が何本もある。厳島神社の社叢内には、イワヒバ、イワオモダカ、アオネカズラなど、比較的珍しいシダ植物も稀に観察される。
ひろしま文化振興財団 鶴亀山のアベマキ より

鳥居

神門

神門の随身さん

参道

境内入口と狛犬

境内入口左右の広島型玉乗り狛犬。拡大写真はこちら。
(大正12年(1923)10月吉日建立)

拝殿

拝殿内の絵馬

本殿