延広神社

福山市沼隈町上山南(平成20年3月23日)

東経133度19分22.9秒、北緯34度24分55.76秒に鎮座。

 この神社は山南郵便局と72号線を挟んで反対側・天神山公園内に鎮座しています。入口には「延広神社参道」と書かれた碑が建ち、石段の上に市内最古・元和2年(1616)建立の鳥居が建立されています。その後参道は綺麗に整備された天神山公園内を通り、随神門へと続いています。境内に足を踏み入れると、正面にはガラス張りの綺麗な拝殿が建ち、その後ろに廊下で繋がった本殿が建立されています。その本殿右側にはきちんと造られた境内社も三社祀られています。

 御祭神:品陀和気尊(応神天皇)、息長帯比売尊(神功皇后)、大雀尊(仁徳天皇) 相殿:広角祖霊、大原祖霊、奥津彦尊・奥津姫尊
 由緒:創建は天歴年中(950)と伝えられ、始め苅谷の地に鎮座していましたが、山南郷の産土神として深く信仰されていました。
 天文8年(1539)桑田備前守信房が岡田の地に丸山城を築いたのに伴って、天神山に社を移転し、名前の一字をとって、信広社と名付けました。
 慶長19年(1614)社は火災となって、基壇を残すのみとなり、元和2年(1616)旧跡に社を再建しました。これが現在の社です。
 明治5年(1872)村社に列し、同44年(1911)広角神社、大原神社、竃神社を合祀しました。

参道案内碑 参道はまず石段から始まります
市内最古・元和2年(1616)建立の鳥居
天神山公園内を通っている参道
随神門
昭和13年生まれの玉乗り狛犬
耳をピンと立て、潰れ顔で、口が大きく横に開いています。この時期の狛犬としては良くできており、地域色が出ているのも好感が持てます。
狛犬の拡大写真はこちらで
(昭和13年(1938)7月建立)
拝殿
本殿
境内社 境内社二社
神楽殿