倉神社

福山市加茂町下加茂1026(平成20年3月22日)

東経133度20分38.08秒、北緯34度34分1.54秒に鎮座。

 この神社は加茂中学校の北約100mに鎮座しています。
 入口からの平坦な参道両脇は住宅で、注連柱を通り過ぎると石段となっています。その途中には神門が建ち、さらに石段を上がったところに境内があります。
 境内には大きな拝殿が建ち本殿とは廊下で繋がっています。明るくて綺麗な境内左には富士塚のように大小取り混ぜた自然石の山が組まれ、若宮社と社日が祀られていました。
 裏山に続く斜面にはいつの時代に作られたかも分からない古い五輪塔も有りました。

 御祭神:沖津姫命、大己貴命、五十猛命、稲蒼魂命、少名彦命
 例祭日:歳旦祭・正月元旦、祈年祭 勧学祭・3月末日曜日、例大祭・10月第二日曜日、新嘗祭 大麻神札頒布祭・12月中旬他
 境内社:若宮社
 由緒:昔この付近は加茂ノ郷と云われ、京都上賀茂神社の荘園で賀茂大明神(現加茂町芦原・賀茂神社)を祀っていました。
 のち領地が分かれて婀娜国膽殖屯倉の祭祀の地を興し、承保元年(1074)祠を建て生土神としたと伝えられ、社名も「倉大明神」と称されました。
 後、社名は時代により、倉大明神、蔵ノ宮、倉明神社等に変遷しましたが、昭和27年現社名が正式に呼称されるようになりました。
 詳しくは下記由緒書きにてどうぞ。

神社入口
参道の注連柱と棒状の注連縄 石段の参道
神門 境内入口と奥に拝殿
境内入口にいる明治21年生まれの狛犬
阿は玉を持ち、吽は子狛を連れています。目つきや顔つき、尾の形が多少違いますが、この狛犬は出雲丹後狛犬広島バージョンと言っていいのでしょうか。肉の弛みや筋肉を表す瘤等がオーバーに表現され、玉にも模様が付けられています。
 狛犬の拡大写真はこちらで
(明治21年(1888)9月建立)
拝殿内の様子
本殿
社日と境内社全景 境内社:若宮社
社日
五輪塔
境内から神門を振り返る