利根郡みなかみ町高日向(平成19年5月26日)
この神社は上越線の東側を走る61号線を水上へ向かって北上して行き、水上温泉街に入るとすぐ左側に入口が見えてきます。
菅原神社は江戸時代においては利根郡小日向村の鎮守社で、棟札によれば天満宮および八幡宮を合祀した神社です。主祭神は菅原道真公で、育児・学問に深く関わり、天神様とも呼ばれています。造営された年は不明ですが、現在の社殿は享和元年(1801)に再建されたものです。再建当時の大工棟梁として小日向村の木村甚五郎金久ほか門人四人の名が記されています。
本殿の全体的な作風は同じ水上町指定重要文化財である小仁田の大峰神社本殿のそれに似ており、壁には装飾的な彫刻が施され、きわめて優美華麗な様相を呈しています。これは関東地方において江戸時代後期に流行した作風です。この本殿は現在、木造覆屋の中に保存され、形式は一間社流造で、正面向拝の屋根には軒唐破風と千鳥破風が設けられています。
境内教育委員会説明板より。
入口に道祖神の碑が立っています。昔の水上温泉はここからだったのでしょうか。
鳥居を潜り、石段を登った所がここ。社殿はさらに石段を登った上にあります。
これが水上町指定重要文化財の本殿。あまり綺麗でないガラス越しなので上手く撮れません。悪しからず。
境内の末社。 | |
絵馬