大森神社

利根郡昭和村森下(平成18年7月2日)

 この神社は片品川左岸の65号線と255号線が合流する角に鎮座しています。
案内によると、和銅6年(712)創祀と伝えられる古社で、神仏習合時代の御祭神は薬師如来や阿弥陀仏観音様だったようです。延喜13年(913)には「大杜明神」、建武3年(1336)には「大森三社大明」、後には遍照寺が別当となり明治まで続きました。神明治の神仏分離に伴って御祭神に大国主命、日本武尊、迦具土命などを奉斎しました。詳しくは下記写真でどうぞ。
 この地域では秋の実りや養蚕の神様としての諏訪信仰が盛んで、この神社でも9月30日,10月1日に諏訪祭りが行われます。特にこの地方独特の「かつぎまんどう」は、一本の心棒に武者人形を山車そっくりに飾り付けたもので、江戸時代に祇園祭の山車を見本に作られたものだそうです。祇園の「引きまんどう」に対し、引かずに担いで練り歩くため、「かつぎまんどう」と呼ばれています。諏訪祭りでは、各地域別に分かれた小・中学生が、約2ヶ月掛けて自分たちの手で「まんどう」を作り、祭りの2日目の夜に、激しくぶつけ合いながらやぐらのまわりを回り、相互の威力を競い合うのだそうです。

社号標 神社入口
拝殿 本殿
鼻ぺちゃのしょうわ狛犬
(平成9年7月吉日建立)
境内社・八坂大神 境内社
境内社
末社群