千賀戸神社

利根郡昭和村橡久保101(平成22年5月29日)

東経139度03分39.03秒、北緯36度36分53.24秒に鎮座。

 この神社は255号線・鎌沢バス停から真っ直ぐ東南東に入ると、突き当たりに鎮座しています。小丘の中腹に鎮座するこの社は、入口から石段の参道が続き、途中に「鎮守宮」と彫られた額が掛かる一の鳥居が建立され、更に直登の石段を上がると境内です。境内入口には二の鳥居が立ち、妻入りの大きな拝殿後ろの覆い屋内に手の込んだ彫刻が施された流造りの本殿が建立されています。境内北側には諏訪神社が祀られ、周囲には沢山の末社も点在しています。

 御祭神:日本武尊、相殿:千賀戸姫命、合祀:建御名方命
 祭礼日:不明
 境内社:諏訪神社他多数
 由緒:利根郡誌に、詳らかならざるも、往時は大森神社と同神にして延喜13年(913)森下陣所跡に大社三宝大明神と敬い奉り、橡久保分村の折、今の所に勧請し、千賀戸姫命を相殿とし祭祀せしものならんと記されている。
 千賀戸神社裏の愛宕山には、昭和30年代頃まで峰に石祠が数基祭られていたが、現在はない。この石祠は愛宕神社の神と日本武尊、千賀戸姫命等の神々を祭っていたものであろう。その後、何時の時代か現在地に祭り村民が容易にお参りできるようにしたものと考えられる。
 なお、千賀戸姫命はお産の神として霊験あらたかである。
 明治末期、橡久保・森下両村で祭っていた諏訪神社を橡久保字井上より移転。千賀戸神社境内北側に合祀。

社頭
神社入口
一の台輪鳥居 鳥居に架かる額「鎮守宮」
石段参道の様子
境内入口に立つ二の台輪鳥居
拝殿
本殿覆い屋と本殿
本殿・胴羽目 拡大写真はこちらで
境内社:諏訪神社
境内社 末社
末社 末社
末社 末社
末社 末社
末社 末社
末社