鮎神社

多野郡神流町魚尾宮地(平成17年11月7日)

【狛見倶楽部 佐野支部 クマちゃん通信員より】
昨日は、立冬でした。日の暮れるのが、本当に早くなってきています。今頃の季節は、毎年のことですが、ちょっぴり寂しい気分になってしまいます。何年か前に、群馬県、神流川沿いの国道462号線を走ったことがありました。ちょうど今頃だったと思います。山々の紅葉が素晴らしかったので、また見たくなり行ってきました。イマイチでしたねー。立ち寄った食堂の女主人も「今年の紅葉は、おかしい」と言ってました。食堂のすぐそばに、冬桜が咲いていました。
途中で、面白い名前の神社を発見しましたので連絡致します。このような神社は、規格外かもしれませんが(笑)。神流川のすぐそばにある、小さな神社でした。柵の石柱に福田元総理の名前も刻んであり、さすが御膝下です。すぐ前には、神流町の名勝「丸岩」があります。川の真中に、大きな岩がでーんと座っていて、色々な木や苔が生えています。それは見事な景色でした。近くの、「高橋みそ店」で味噌を買ってきたのですが、その住所に、神社の由来にあった「魚尾」の文字があったので、「へぇー」と感心してしまいました。

この神社は埼玉県との県境の町・神流町を東西に横切る神流川と国道462号線の魚尾宮地地区に鎮座しています。由来によると、伝承では太古の昔、日本国中を周られた神様が丸岩で休んでいられたので、村人が麦飯に鮎を添えて差し上げたところ、神様は大変お喜びになり魚の尾まで召し上がり、この神流川の鮎は日本一の美味であり、この地を魚尾と称すべしと仰せられ、この地を宮地と呼ぶようになりました。そこで、現在も太古の神が息づいているこの地に水の神・漁猟の神・魚類の神をお祀りしました、とのことです。

神社入り口

鳥居の扁額

弊拝殿

社殿

魚魂碑

神流川流域の様子

名勝「丸岩」の様子

神流川の中央にドーンと
腰を据えたような丸岩

冬桜、今年は少し時期が早いようです。