若子持神社

渋川市北牧(平成18年2月14日)

【狛見倶楽部 佐野支部 クマちゃん通信員より】
 インパクトがある昭和14年生まれの狛犬さんが迎えてくれます。明治31年生まれの同級生達が奉納しました。皆さん戌年なのですねー。境内には、たくさんの庚申塔があります。

 この神社は平成18年2月20日に渋川市と合併した、旧北群馬郡子持村北牧の、吾妻線・金島駅の西北西約1.2kmに鎮座しています。
 由緒によると、木花開耶姫命を主祭神とし、他に三柱の神様をお祀りしています。
 創建は不詳ですが、「子持神社引譜(寛政11年・1799記)」に「第百六代天皇正親町院の天正14年(1588)北牧村子持明神、神谷紀伊殿よりの願いにて建立勧請候也」と記録にあり、その頃の創建と思われます。
 本殿は18世紀末から19世紀初めに建立され、石段は元禄4年(1690)3月に建設されており、現存する物としては村内最古です。
 大正6年に八幡宮(誉田別命、八幡町)、諏訪神社(建御名方命、諏訪平)、厳島神社(俗信仰・弁天様、市杵嶋姫命、河原町)を合祀し、現在地に遷座して、北牧の鎮守となりました。境内社の八坂社(須佐之男命)は大正11年に合祀されました。

神社入り口と社号標 境内入口の両部鳥居
見た途端度肝を抜かれる、昭和14年生まれの、石の固まりのような尻上がり狛犬。
太くて凛々しい眉と、鬣や尻尾の複雑なカールが特徴の、超・印象的なかわい〜い子達です。
明治31年・戌年生まれの仲良し同級生達が奉納したようです。
(昭和14年建立)
拝殿 拝殿の額と鳳凰か孔雀の彫刻
本殿覆い屋 境内社・八坂社
多数の合祀社 庚申塔が斜面に突き刺さるように、沢山建っています