諏訪神社

渋川市八木原(平成22年7月10日)

東経139度1分7.94秒、北緯36度27分49.23秒に鎮座。

 この神社は上越線・八木原駅の北西約400mに鎮座しています。玉垣の巡らされた入口には馬頭尊や道祖神碑が立ち、社号標には「村社諏訪神社」と書かれています。入口に立つ台輪鳥居は市内で最も古い石鳥居で、元禄15年(1702)6月の建立といわれています。鳥居を潜ると右手は広い駐車場、左には八木原北会館が建ち、真っ直ぐに伸びた参道奥に狛犬。更に奥の玉垣内に拝殿が建立されています。拝殿は目貫彫刻に龍や木鼻、脇障子などに勢いのある素晴らしい彫刻が施されています。その後ろには幣殿、本殿が続いて建立され、社殿左右には沢山の境内社、末社、庚申塔、道祖神などが祀られています。

 御祭神:建御名方命
 祭礼日:4月12日、7月15日、10月9日
 境内社:金毘羅宮、八坂社、稲荷社、伊勢社、猿田彦社、天満宮、飯綱社、秋葉社、蛭子社、早尾社、神明社、日光社、十二社、熊野社
 由緒:八木原の諏訪神社は天正8年(1580)信州(長野県諏訪市)の諏訪大社から勧請されたと云われています。
 豊作・豊蚕・無病息災をなどを祈願して奉納されるこの社の「太々神楽」は市の重要無形文化財に指定されています。出雲系の影響を受けた神楽は、大正11年に桃井村(現榛東村)の舞師より指導を受けて神楽講を発足させたそうで、須佐之男命の八岐大蛇退治など男舞21座、乙女舞15座の計36座残らず舞うという長丁場のようです。又、4月12日の春祭りには八木原諏訪神社に合祀されている十二様を祭り、境内のご神木に梵天を奉納します。

社頭
入口左脇に祀られる馬頭尊、道祖神 社号標「村社諏訪神社」
神社入口に立つ台輪鳥居
市内で最も古い石鳥居で、元禄15年(1702)6月の建立といわれています。
明治22年の暴風雨で破損したものを修復再建したと、左柱裏側に刻まれています。 
参道の様子
境内入口
境内の様子
拝殿
拝殿目貫彫刻・龍
拝殿木鼻・狛犬
拝殿脇障子
本殿
境内社:稲荷社
稲荷社の御眷属・お狐様
関東地方のお狐様としてはとても優雅で優しいお顔をしています。かなり年代物では?
末社、天御中主神、青面王 庚申塔
末社 庚申塔、堅牢地神
境内社:金毘羅宮
金毘羅宮の常夜燈
金毘羅宮前の手洗石
境内社:八坂社
末社 十二社、日光社、熊野社
秋葉社、諏訪地神 猿田彦社、早尾社
伊勢社 末社
境内社:天満宮
庚申塔
神楽殿