八幡宮

渋川市中郷1556(平成22年5月22日)

東経139度00分45.12秒、北緯36度31分17.01秒に鎮座。

 この神社は17号線の西、吹屋との境界近くに鎮座しています。境内左右に大きな欅の木が茂り、鎮守の杜が目印になります。入口には未だ新しく綺麗な明神鳥居が立ち、左右に聳える大樹の中を進むと赤い屋根の拝殿、本殿が建立されています。

 御祭神:品陀和気命、村岡五郎忠通
 祭礼日:4月10日、10月5日
 由緒:中郷日向に鎮座する八幡宮の祭神は、品陀和気命と村岡五郎忠通である。忠通は桓武天皇の流れを汲む村岡氏の出で、相模国鎌倉郡長尾郷に住み長尾氏の祖となった。子孫長尾景煕が、康元元年(1256)、白井城守護代となり、数年後、長尾郷から先祖の御霊神社をこの地に遷座したといわれ、長尾景仲の代になり、白井城鎮護の神として、文武神である品陀和気命を勧請して、先祖の御霊神と共に祀ったのが八幡宮である。この神域を御霊とも呼び、手向山八幡宮を勧請したので、タムカイ(田向)の地名が生じたか、地名伝承もおもしろい展開をみせてくれる。現本殿は吾妻郡名久田村(中之条町)からの移築で、村内唯一の三間社入母屋造り形式、十八世紀末頃の建立と推定できる。秋の例祭日には獅子舞が奉納されていた。獅子連中と称する組織があり、戒律が守られていたが、昭和30年頃から奉納が中止され、獅子頭は中組の小渕家に保管されている。氏子は下中郷(西組・田尻を除く)全戸で、現在の例祭日は、4月10日と10月5日である。

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社頭
入口の明神鳥居 鳥居に掛かる額
境内の様子
拝殿
本殿
金毘羅大権現碑 末社群
御神木 御神木
神社付近の風景、遠くに聳える山は榛名山でしょうか?