愛宕神社

渋川市白井756(平成22年5月22日)

東経139度00分47.97秒、北緯36度30分44.10秒に鎮座。

 この神社は17号線・鯉沢信号から子持社会体育館に向かう途中、右側角に鎮座しています。神社の北・東側は大きな木が残されていますが、境内は明るく広々とした感じがします。
 社殿は寺院のような造りで、境内や末社に至るまで綺麗に整備されています。

 御祭神:火産霊神、建御名方神
 祭礼日:4月15日、10月15日
 境内社:古峯神社等数社
 由緒:吹屋村の惣鎮守、白井城北遠構内の北西に位置していて、雷神・防火神であるので城固めの神社と思える。
 社地は東西南北各十七間で面積は230坪(上野国郡誌)。境内の樹齢約500年の大ケヤキは子持村随一であり、白井城構築後植樹されたことが分かる。
 近世にはこの地は吹屋屋敷と呼ばれ、京都より鋳物師称号を与えられた生業者がいた。
 近代まで同地域に祭神火産霊神の愛宕神社と建御名方神の諏訪神社があり共に吹屋村の村社であったが、明治8年には合併していた。
 愛宕神社本殿の遺構は一間社流造り、正面に千鳥破風を付け、比較的簡素であり、上毛歴史建築研究所の調査は、建築時を十八世紀中期より末期と推定している。前覆堂は安政6年(1859)に、現覆堂は明治45年に建立の棟札が残っている。
 地籍は大字白井であるが、管理は大字吹屋惣代表が当たっていた。氏子数約680戸、祭日は4月と10月の15日である。境内に吹屋の神輿があり、明治時代から、青年会中心の夏の祇園祭が盛大に行われている。

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社頭
入口に立つ台輪鳥居 鳥居に掛かる額
「村社愛宕神社」
鳥居後ろにいる昭和16年生まれの狛犬
力強く中々堂々とした狛犬なのですが、魔除けの意味もあるのでしょうが、チョッと彩色が邪魔かも…。
狛犬の拡大写真はこちらで
(昭和16年(1941)5月吉日建立)
境内の様子
拝殿
拝殿長押上の彫刻
拝殿内の様子
本殿鞘堂
境内社 境内社:古峯神社
石尊大権現 黒髪山神社
彰忠碑 神輿庫、宝物庫?