赤城神社

渋川市北橘町八崎1000(平成19年5月27日)

 この神社は橘北小のすぐ南に鎮座しています。市街地にありながら境内の周囲に鎮守の杜を保っている涼やかな神社でした。境内隅には多数の末社と碑が建ち、向拝の無い拝殿と、覆われてはいますが小窓からは流造りの流麗な本殿が見られます。
 赤城神社は群馬県の赤城山の神を祀る神社で、延喜式神名帳に名神大社「勢多郡 赤城神社」として記載され、上野国二宮ともなっています。歴史的に見ると、山頂(富士見村)の神社と、麓の前橋市二之宮町の神社は、山宮と里宮の関係を成し、戦国時代北条氏により、里宮の神社は滅亡させられ、江戸時代に再興されています。赤城神社には、本来の赤城大明神を主祭神とする神社と、豊城入彦命を主祭神とする二系統の神社が存在し、かっては群馬県内には118社、日本全国では334社あったとされます。(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より)
 この社の勧請年月・縁起・沿革等は不明です。

神社近景 神社入口
昭和14年生まれの存在感溢れる堂々とした狛犬です。
目が大きく目立ち、鬣や尾が装飾的で派手です。脇毛も「天使の羽」どころではなくて、「ノコギリの刃」の様にギザギザと尖って、背中まで長く伸びています。前脚は太く逞しく、時期を考えると納得できますが、威厳に満ちあふれた狛犬です。
狛犬の拡大写真はこちらで
(昭和14年(1939)8月建立)
向拝の無い拝殿
拝殿内の様子

本殿覆い屋 本殿脇から
神輿倉と風情のある神輿
多数の末社と碑
境内の様子とご神木