高林神社

太田市高林南町(平成20年12月20日)

東経139度22分21.32秒、北緯36度15分17.46秒に鎮座。

 この神社は県立がんセンターの東約250mに鎮座しています。杉並木の参道右側には高林中央集会所と老人憩いの家が建ち、元境内の一画だったと思われる広場では元気にプレイするお年寄り達の姿がありました。現在は地名を冠した神社ですが、以前は稲荷社だったようで、参道脇や本殿にはお狐様の姿が見られます。稲荷鳥居は見られませんが、本殿は朱色の色調で後ろ壁面には霊玉が描かれています。

 御祭神:豊宇気毘売神、倉稻魂命、誉田別命、素戔嗚命、姫三柱命、市寸島姫命、豊城入彦命、伊弉岐命、伊弉冉命、入彦名命、速進雄命、菅原道真公、日本武尊命、大名字持命、熊野忍蹈命、建御名方命、国常立命
 由緒:勧請縁起は不詳ですが、伝説によれば、昔 三入稲荷の西に祠があり 僻地のため 後、西原稲荷山に遷座しました。
 後世、浮屠汎漫、両部を唱えるに至り 明暦年間(1655)に長勝寺境内に遷祀し、延宝8年(1680)に再建、暫次 拝殿神楽殿その他建物を設立しました。 明治初期には王政復古による神仏混淆廃止により同寺より分離し、明治5年村社に列せられ、同8年現在地に遷座しました。
 従来、村社稲荷神社と称していましたが、明治44年、境内の末社、厳島神社、稲荷社、八坂社、宗像社、園韓社、赤城社、椿名社、簗場の熊野社、天神の菅原社、鶴巻の諏訪社、西原の八幡社と向野の御嶽神社、三入の八幡宮を合祀し、村社高林神社と改称しました。
 大正2年神饌帛料指定神社となりました。

神社入口 社号標
「村社 高林神社」
参道のお狐様と拝殿
拝殿向拝彫刻・龍
拝殿木鼻・狛犬と象
透かし塀内の本殿
本殿側面と霊玉の描かれた後ろ壁面
本殿をお護りしている眉目麗しいお狐様
本殿階段下に置かれた恵比寿大黒像
境内左奥に祀られた境内社:八坂神社
神楽殿 境内ゲートボール場で
元気にプレイするお年寄り達