除川(よけがわ)神社

邑楽郡板倉町除川(平成18年5月18日)

【狛見倶楽部 佐野支部 クマちゃん通信員より】
 この神社は、館林藤岡線を藤岡方面に向かい、除川信号を過ぎて間もなく、左側、道沿いです。昭和10年の狛犬が迎えてくれました。本殿の覆い屋のガラスが、一部分割れていました。おかげで本殿を見ることが出来たのですが、故意に割られたのなら悲しい話です。

 この神社は私の地図には載っていません。熊さん良く見つけましたね。 除川地区の産土神と思われますが、案内が無く、又、調べても何も分かりませんでした。只、綺麗な神楽殿がありますが、毎年 4月の第2日曜の大祭に神楽が奉納されているようです。これは、江戸時代に栃木県佐野市から伝わったとされる、戸ヶ崎流を継承している大島岡里神代神楽の方々が、上演してしてくださっているそうです。
 境内の雰囲気は緑が多く落ち着いており、とても綺麗に保たれているようです。拝殿も大きく堂々としていますし、本殿はかなり手の込んだ造りです。地域の方々が大事にされている様子が良く分かりますが、本殿覆い屋のガラスの損傷が故意に行われたものとしたら、神社に集うものとして許せない気がします。

神社入口の台輪鳥居と境内の両部鳥居 両部鳥居に架けられた扁額
境内の様子。
閑静な良い雰囲気が感じられます。
神楽殿
昭和10年生まれの狛犬。
顔が前に突き出した感じのこの狛犬は、何体か見た記憶があります。
臑毛や、鬣・尾のサザエのような造りが面白い狛犬です。
阿は子取り、吽は玉取です。親子がそっくりですね。

(石工・大出利士刻  昭和10年建立)

親によく似た顔つきの
可愛い子狛です。
堂々とした造りの拝殿 拝殿正面。古そうな奉納額がかかっています。
本殿覆い屋 手の込んだ彫刻が施された、こけら葺き流造の本殿
境内社・稲荷神社