武尊山神宮

沼田市白沢町上古語父(平成18年7月2日)

 この神社は国道120号線の上古語父信号から北に入っていくのですが、地図に記載はなく、案内板の指示に従ったら行き着いた神社なので、場所がよくわかりません。広い駐車場が二ヶ所もあり、祭礼時にはかなりの人々が集まるようです。境内も社殿も何もかも真新しく、昭和58年にこの地に遷座、平成元年に改修された模様です。
 案内には、「御祭神は日本武尊、弟橘姫尊、素盞嗚尊、月読尊、海修大神、八百萬大神です。平安時代後期の保延年間(1135〜41)に日本武尊の御神勅により国の繁栄、大和心の継承、人心の幸せなどを祈念、祈祷するための祭祀殿が造営されたところを起源と伝えています。以来、日本武尊を主祭神とし、霊峰武尊山を開き、八百萬大神を相殿と境内社に勧請、奉祭してきました。」とあります。
 境内には南宮寺も建立されており、神仏混淆の色濃く残る神社です。

 【 神社・狛犬情報より】
 武尊山神宮35代目宮司の次男さんである芳澤健尊様より、行事の情報を頂きましたので、追記させて頂きます。
 例祭日:2月3日・節分、3月21日(春分の日)・春の彼岸供養会、9月23日(秋分の日)・秋の彼岸供養会、12月31日・1月元旦・「暮れの大祓」「新年の大祓」の二年参り

 又その後、前鎮座地をお聞きしたところ、「当神宮は現在の様なお社を構えず、修験道として代々受け継がれてきておりました。そのため昭和58年以前は隣村の片品村にて、お社も大きな物ではなく、小さな物にてお祀りしておりました。」とのご返事を戴きました。度々の貴重な情報をありがとうございました。

神社入口 大きな拝殿
平成に建立された鈴しょうわ狛犬
道場らしき建物の看板
「大本山 武尊山流修験道修法傳統」
境内社・稲荷神社
神楽殿 修行の場
七五三(なごみ)乃滝
階段に咲いていた可愛いスミレのお花