小出神社

前橋市上小出町2-21-10 (平成23年5月28日)

東経139度3分40.77秒、北緯36度24分43.13秒に鎮座。

この神社は、敷島公園の東600m程の辺り、マンションやハイツの建ち並ぶ、前橋市の住宅街に鎮座しております。昭和53年よりの区画整理事業に伴い、昭和56年に遷座したという境内は、手入れが行き届き、今も氏子の方々にしっかりと守られているようです。

小出神社の由来
当小出神社の創立は不詳であるが、考察するに四囲の状況から、戦国時代の末期の頃かと思考される。今から凡そ400年位前と思われる。
境内には、享保15年ときざまれた石宮が現存し、燈籠には元禄9年とある。いずれも、江戸時代の中期から前期のもので、今から凡そ250年から300年前のものである。
当神社の祭神は、豊城入彦命、菅原道真公、日本武尊命、外八社である。境内末社に霜川神社、薬王社、諏訪神社、外八社が祭られている。
遠く昔、社伝によると、勢多郡従五位上小出明神と言われていたが、祭神が豊城入彦命なるが故に又、字名が上小出村字赤城であるので、赤城神社と転称したと伝えられている。
明治40年5月に許可を得て、前述の末社と合併して以来、小出神社と呼称するようになった。
現在の神社、社務所は大正7年に氏子78名外、崇敬者によって建設されたと記されている。・・・・・以下省略
境内由緒書 より
しかし大正時代の社殿が現在の社殿という訳では無いようです。

昭和53年より施行の前橋北部第二区画整理事業に伴い、昭和56年6月17日、現在地に遷座し社殿も新築されたそうです。
遷宮記念碑 より。

境内由緒書と遷宮記念碑はこちら。

神社入口と一の鳥居

参道

二の鳥居

拝殿

拝殿前では厳つい狛犬が参拝者を睨んでおります。拡大写真はこちら。
(前橋新町 石匠 西村光徳 昭和10年(1935)10月19日建立)

本殿


石祠
秋葉神 三峰神社

俳匠 藍澤無満句碑。「庵の蚤一跳ゝ(はね)て草の中」。

江戸後期の俳人藍澤無満はこの地、上小出村の人であったそうです。