藤岡市鬼石(平成17年11月7日)
【狛見倶楽部 佐野支部 クマちゃん通信員より】
神流川紅葉見物の帰り、道沿いに神社があったので寄ってきました。明治生まれの狛犬さんが迎えてくれました。御神木もありましたが、説明板が無いので詳細不明です。
この神社は鬼石町の中心地の西、国道462号線に面して鎮座しています。創建は分かりませんが、古くは鬼石大明神といわれ、明治初年に現社名に改称しました。ご神体は鬼が御荷鉾山から投げたといわれる“鬼石”と呼ばれる石です。昔、御荷鉾山(みかぼやま)に住む鬼を弘法大師が退治した時に、鬼が石を投げ捨てて逃げ、投げた場所が西御荷鉾山と東御荷鉾山の間にある「投石峠」、その石の落ちたところを鬼石と呼び、それを霊石として鬼石神社社殿が建っているとのいい伝えがあるのです。この地の「鬼石」という変わった地名も、その伝説がもとになっているといいます。本殿床下には今でも実際に石があり、窓から覗くことができるようです。
社号標と神社入り口 | 拝殿 |
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垂れ耳でやせ形の狛犬です。 目の鋭さ、顎、歯の感じなどから狼とも見えますが、鬣、尻尾を見ると狛犬という不思議な神獣です。 殆ど左右の眉毛が付いた「こち亀の両さん眉毛」がほのぼのとした味を出しています。 |
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(高崎市石材業 藤澤清七郎彫工 明治36年12月建立) |
本殿 | 本殿の素晴らしい彫刻 |
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境内のご神木 | 末社 |
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