安中市安中3 (平成17年4月10日)
この神社は国道18号線・城下交差点から安中市街地への細い路地を入った所に鎮座しています。永禄2年(1559)安中忠政がこの地に築城する際、鬼門の守りとして熊野三社を勧請したものです。明治以前は熊野大権現と呼ばれていましたが、廃仏毀釈により熊野神社と改称、近郊の総鎮守となりました。
境内に足を踏み入れると、まずパッと眼にはいるのがとても特異な容貌の狛犬です。誰かに良く似ている?と思っていたら、映画『千と千尋』に出てくる“湯婆婆の部屋にいる間抜けな3つのおやじ頭”とそっくりだったのです。もしかしたら宮崎駿さんはこの狛犬をモデルにしたのかも?・・・な〜んちゃって・・・勿論そんな筈はないのですが、お近くの方は是非ご覧になって下さい。其れと境内左手石垣上に、元この地にあった鎮守・諏訪社の御神木だったと伝承されている、樹齢1000年の、横たわっているという形容がピッタリの大欅が目につきます。そして最後に、今回この地域を廻る最大の要因だった社殿彫刻の素晴しい本殿に出会う事が出来、やっと本来の目的が果たせた喜びが湧き上がってきました。
(平成11年10月10日建立)
神社入口の神門と玉垣
境内の様子
樹齢千年の大欅、
樹高・8m 幹囲・6.2m
厳かな拝殿
市文化財の狩野永秀筆絵馬
向拝の鳳凰の彫刻
拝殿の今にも動き出しそうな双龍の彫刻
湯婆婆の部屋のおやじ頭そっくりな面白い狛犬
彫刻だらけの本殿。
うっ、凄いの一言に尽きる。
本殿正面
本殿裏の彫刻
流石安中、神社の裏手は桑畑