白久保天満宮

吾妻郡中之条町五反田(平成22年5月29日)

東経138度50分17.81秒、北緯36度37分0.23秒に鎮座。

 この神社は伊参小学校の南西約220mに鎮座しています。参道の石段は道路の石垣に沿って造られ、石垣が終わったところから森に向かって真っ直ぐに造られています。すぐに朱の鳥居が立ち、「国指定重要無形民俗文化財・お茶講」案内板も立っています。境内は下草が刈られ、木の間越しに拝殿が見え、拝殿内に何社もの本殿が建立されています。非常に深い森の中に鎮座する天神様でした。

 祭神は菅原道真公と思われますが、勧請年月・縁起・沿革等については案内がなく由緒は不明です。
 白久保天満宮の宵祭り、2月24日に行われているお茶講は、中世の頃盛んに行われていたという闘茶(茶勝負)の形式をよく残している全国的にも珍しい行事で、陳皮・甘茶・渋茶の配合を変えた12種の茶を試飲後、そのうちの7 種を回し飲みして12種のうちのどれかを当て、合計の正解数を競います。正解者、不正解者の多寡で豊作、不作を占う神事でもあり、参加者は地域関係者に限定されています。
(詳しくは「上州白久保のお茶講」を御覧下さい。)

社頭
「国指定重要無形民俗文化財
・お茶講」案内板
参道入口
石段参道途中に立つ鳥居
石段参道の様子
境内入口
境内の様子
拝殿 拝殿に架かる額
本殿
末社
社殿後ろの森